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友達がいなかったら、私は生きられなかった。

2023年11月30日、ふと「今年、私なにしてたんだっけ?」と思って、スマホの写真を見返したら、そこには友達との数多くの思い出があった。
私にとって「札幌移住」と「無職」の印象が強すぎて忘れかけていたけど、今年は長らく会えていなかった友達に会ったり、仲の良い友達とたくさん遊んだ一年だった。
その記録をnoteに残しておく。


今年、しんどい。

私は今年5月に適応障害で休職、8月末に会社を退職して、札幌移住と同時に無職になった。振り返ってみても、なかなかハードな一年だった。

休職中に実家に帰る人もいるらしいのだが、私には実家に帰るという選択肢が無かった。
大学入学と同時に、地元山形から広島に引っ越して一人暮らしを開始。それから帰省するのが面倒になり、あまり親と会わなくなった。社会人になり関東に引っ越してからも、実家に帰るのは年1~2回。今まで親孝行はあまりできていない。初任給は全身脱毛にフルベットしたし、親が何歳なのか把握できてないので還暦祝いもしてない(本当にごめん…)。それくらい、私にとって親の存在が薄い
だから、自分が辛くなった時に「親を頼る」という発想がなく、「自分の人生、自分でなんとかすべき」と考えてしまう。

が、一方で、今年はしんどすぎて、私ひとりで生きていくのは困難。そんな私を親の代わりに支えてくれたのは友達だったと思う。

私は友達が少ない。一人でいる時間も多いので、物理的に長い時間を友達と過ごしたという訳ではないのだが、それでも今年は特に一人ひとりの存在が私には大きかった

休職できたのは友達のおかげ

休職1ヶ月前の今年4月、友達とご飯を食べに行った。新卒で入社した会社で出会った彼女とはもう4年以上の仲。その彼女に集合場所の恵比寿駅で会った瞬間、「痩せた?顔がやつれてる」と驚いた顔をされたのを今でも覚えている。自分では全く気づいていなかったからだ。ご飯を食べながら仕事の話をすると「今のともちゃん(私)の姿、私が親だったら心配する…」と不安げに言ってくれて、その時に初めて自分がもう限界に近い状態だと自覚した。

そんな状態にも関わらず、休職する勇気がない。でも、仕事が辛くて辞めたい。その気持ちをひとりで抱えきれず、大学時代の友達にZoomで泣きながら話をした。「とにかく仕事が辛い、死にたい」と。
その日は平日だったので、友達も仕事終わりで疲れていただろうに、「もっと頑張った方がいい」「耐えた方がいい」みたいなことを一切言わず、私の愚痴をただ優しく聞いてくれたのにはもう感謝しかない。
Zoomを終えた直後、改めて自分のメンタルの異常さを自覚し、他人に迷惑をかけていてはもうダメだと思い、翌日に精神科に行って休職した。

休職中も支えてくれた友達

休職中も、みんな優しかった。
サンリオピューロランドや美術館、日光など色んな所に一緒に出かけた。Zoomで、休職中に気を紛らわすために観ていたアニメや漫画の話で盛り上がったりもした。

休職している友達なんて、どう関わって良いのかという戸惑いもあったろうに、彼女たちは私の休職について深くは聞いてこず、共に過ごす“今この瞬間”を楽しむことに全力を注いでくれた

友達なんだから当たり前という話なのかもしれないが、もし私が逆の立場だったら、自分の無意識に出る言葉や態度で相手を傷つけそうで近寄れなかったと思う。なので、彼女たちが休職した私にいつも通りに接してくれたことは本当にありがたかった。

札幌移住も地方に住んでいる友達に影響された。その友達は、中四国地方の程よく便利な田舎で、4部屋ほどある大きな家に一人で住んでいた。自炊するなどして私から見るとすごく丁寧な生活を送っていて、さらに、移動で使う車は彼女が自分のお金で購入していた。
その、人として自立した友達の姿を目の当たりにし『羨ましい、眩しい』と思った。やっぱり私が住む場所は東京ではないのかもと感じ、彼女の姿に背中を押されて行動し、最終的に札幌移住に至った。

移住後も続く関係

今年9月に札幌に移住して、直接会うことが難しくなっても、それぞれとオンライン電話などで近況を報告しあっている。札幌に知り合いがいない私にとって、これ以上ありがたいことはない。

そんな中、10月に体調を崩し、身勝手に予定を全部キャンセルしたことがある。申し訳なさで潰れそうな私に「体調が大事だから。気にしないで」と言ってくれて、それ以降もいつもと同じように連絡を取ってくれた友達は、もう優しさが神の領域だと思う笑。
どうやったら恩返しできるんだろうと思うくらい、彼女たちは私を救ってくれている。持つべきものは友。少しずつお返ししていきたい。

友達がいなかったら生きられなかった

そんなこんなで、私がいま元気に生きてるのは友達のおかげだと心底思う。と言いつつ、死ぬ勇気も無いけど。

移住後に出会って支えてくれてる今の彼氏に大感謝という気持ちと一緒に、昔から今まで現在進行形で支えてくれてる友達の存在を大切にしたい
忘れっぽくて、自分の感情に振り回されすぎて、共感性が低い私は、彼女たちにしてもらったのと同じくらいの恩返しなんて多分できないんだろうけど、それでも努力をしてみたい。

▼彼氏のお話


ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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