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#246 言葉にすることは、自分を「追い込む」効果あり

ここ数年の夢だった「大塚国際美術館」に行って来ました。


1. 最悪の幕開け

当初、旅行の予定をたてた時、主要目的地は別のところで、「大塚国際美術館」は行程の中には入っていませんでした。

ところが、その「主要目的地」の予約をミスって満席。さらには、その予定に絡めて、普段あえない方に会うためのお約束はすでにいただいていたため、日程変更ができない、という状況に。

それならば、と前からいきたかった「大塚国際美術館」まで足を伸ばしてみよう、と決めたのでした。

大塚国際美術館_システィーナ礼拝堂

ところが、出発日程が近づくにつれ、週間予報が発表されると、徳島は当日大雨予報
おりしも台風が近づいていて、晴れとはいかないまでも、天気は最低でも雨となりそうです。

(別の場所だけど)予約はミスるは、雨予報だわ、と「普通の人」ならば、「サイアク〜」というところ。

私は変人なので、「これは大塚国際美術館にいく流れキターーーーー!」
雨も多分大丈夫!!!と、根拠のない自信に満ち溢れていた
のです。

コロナ禍前には、大人気で入場制限が実施されたほど人気があった大塚国際美術館。コロナ禍の影響でかなり入場者数が減った模様ですが、それでもおそらく、また増えてくることは必至。

「いくならば、今のうち」そんな風に感じていました。

10月になると、他の予定もあって、バタバタと忙しくなりそうなので、そういう意味でも、「いくならば今のうち」だな、と。

結果、家を出る時に通常より早めに出発したため、雨に降られず(新幹線のホームに出たときには、大雨でした)、また新神戸での高速バスの乗り換え時も曇り(淡路島を縦断するときには大雨)。徳島に上陸したときには、雨は上がっていました。


システィーナ礼拝堂正面画

到着して、正面玄関を入ると長いエスカレーター。それを登り切ると展示室入り口があります。入る前にコインロッカー(100円返却式)に荷物を入れ、いよいよ入場です。

地下3階すぐのところがシスティーナ礼拝堂。大塚国際美術館の顔ともいえる展示です。まず、天井の高さや大きさに圧倒されました。

いろどりが可愛いゴッホの部屋(再現)を横目にみながら

アルルのゴッホの部屋


アルルのゴッホの部屋(説明)


エルグレコの祭壇衝立復元へ

エルグレコ祭壇衝立復元

こちらも人との対比でわかるように、めちゃくちゃデカい!

地下3階には、システィーナ礼拝堂のほかにスクロヴェーニ礼拝堂
そして以前、現物を見に行ったのに休館日だった、という失態で見れなかった「我が唯一の望みの〜一角獣を従えた貴婦人〜」などがあります。

到着したのが11時少し前だったので、一旦さっと見て、地下2階のレストラン「カフェ・ド・ジヴェルニー」に向かうことにしました。

2. 「直感」にまかせる

大塚国際美術館には、カフェ・レストランが3箇所あるようなのですが、この日営業していたのは、「カフェ・ド・ジヴェルニー」のみでした。

この日の入場者がそこまで多いような感じはしなかったのですが、並ぶのや待つのが好きじゃないのと、早朝家を出たので、この時点(11時少しすぎ)で空腹だったこと、から早めのお昼ご飯にすることにしました。


海鮮丼セット


海鮮丼の魚は日替わり

洋食のランチもあってなかなか悩ましかったのですが、徳島だし魚が美味しいかなと思い、海鮮丼にしました。

洋食も美味しいのだろう、と思いましたが、海鮮丼もかなり美味しかったです。

「カフェ・ド・ジヴェルニー」は、睡蓮の連作を描いたクロード・モネが過ごした場所の地名に由来しています。

カフェの外はモネの「大睡蓮」を展示してある池があります。

モネの「大睡蓮」


「大睡蓮」の風景に似ている

こちらは野外の環境展示なので、雨が降ると傘をさすか、あきらめるか、なのですが、おりしも快晴で、しかも、人がほとんど来ない時間帯もあって、ラッキーでした。

団体客が何組が来場されていて、たまに遭遇するのですが、基本的にはそれほど人も多くなく、ストレスもほぼゼロ状態で観覧することができました。

ゴッホのひまわり7点を同時に見ることができる、というのも、ここ大塚国際美術館の特徴です。


ゴッホのひまわり

ゴッホのひまわりというと、「黄色」のイメージが強いのですが、私はこの青が背景の「ひまわり」が好きです。

たしか、消失(焼失)して、修復した…のだったかな???

あまりメジャーではないのかな〜?と思っていたけれど、

フロアマップ

フロアマップの表紙に採用されているくらいだから、超超超有名なのでしょう(私の無知が露呈する💦)

また、ゴッホといえば、「黄色」のイメージなのですが(偏見?)

「夜のカフェテラス」

2023年3月から常設展示されるようになった、という「夜のカフェテラス」の青もとても美しいと思います。

「青」といえば、ラピスラズリが美しいフェルメールの「真珠の首飾りの少女」

真珠の首飾りの少女

システィーナ礼拝堂や、スクロヴェーニ礼拝堂の天井の青も気になりました。

スクロヴェーニ礼拝堂

今の自分は「青」に惹かれるのかもしれません。

唐突ですが、やっぱ好きだなぁ〜と思ったのが、フラゴナールの「ぶらんこ」

フラゴナール「ぶらんこ」

ロココ期の絵は、ふんわりしていて可愛い〜❤️のに、その描いている内容はめちゃくちゃエロい、という「エロかわいい」のが特徴です。

宗教画も結構好きなのですが、ロココの退廃美みたいなのも、結構好物です。

以前にも私の「美術館の歩き方」をnote で書いたことがあるように記憶していますが、「見たいものだけ先に見る」という方式で、見たいものの優先順位の高い作品をまず見る。最後まで行ったら、また戻って、次の優先順位の絵を見る。

という感じで、何巡もします。

今回も都合4巡はしたでしょうか。
体力がついてきた自分を褒めてあげたいです。

意外と早く見終わりそうだったので、帰りのバスを早められないかと思ったのですが、そもそもバスの本数がそれほど多くないため、変更せず、元のバスに乗って帰ることにしました。

そのため、少し時間が余ったので、再度カフェ・ド・ジヴェルニーへいって、スイーツセット(ケーキとドリンク)を食べました(写真忘れた!)

美術館は、11時前に到着。15時すぎの高速バスで大阪へ向かったので、都合4時間ほぼ、歩きっぱなし。

それでも、そこまでの疲労感もなくめちゃくちゃ楽しめました。

徳島はほぼ快晴

地上から見る本館


向こうに見えるのは「大鳴門橋」かな?

「早く家を出よう」とか「早めにランチしよう」とか、そんな風に次々と頭に思い浮かぶ直感に従って行動していると、運気の流れに自然に乗れるような気がします。

元々のバスの予定では、15時すぎに徳島を出て、17時半ころに大阪到着の予定でした。せめて、17時前には着きたいなぁ〜と思っていたのですが、バスがないから仕方がない、と諦めました。

ところが、渋滞がなかったのと、停留所の「なんば」で降車する方がおらず停車せず。17時前には大阪駅の風景が見えて来ました。

ここから迂回するのかな? と思っていたら、そのまま高速バスターミナルに到着。思い通り「17時前に大阪に到着」したのでした。

よく知らなかったのですが、高速バスターミナルは、自分が宿泊するホテルのすぐ近くだった、というおまけつきでした。


3. 「口にする」ということ

2023年は、いろいろな「願望」「したいこと」をnoteに書く、ということで言葉にしてきました。

フィットネスバイクを買う、MacBookを買う、動画編集を学ぶ、大塚国際美術館にいく、など実現しました。

もちろん、「買う」ことや「行く」「学ぶ」ことが目的ではなく、「その先」のイメージも自分の中には明確にあります。

たとえば、「フィットネスバイクを買う」ことで、自分に運動習慣を持ち、体力をつけて、もっと仕事も遊びも一生懸命に楽しむ、というビジョンです。

「仕事」のヴィジョンを叶えるために、逆算すると、「体力」が圧倒的に足りていないなと感じることがありました。

「遊び」にしても、「徳島へいく」体力がないと大塚国際美術館はやってきてくれません。


そんな風に、まずは「ヴィジョン」ありきで、逆算して、「何が必要なのか」とネクストアクションを明確にすることが大切だと思います。


今回、ほぼ「遊び」に行ったわけなんですが、仕事面でも、「希望」の光がさす場面もありました。


今回『大阪に行こうと思った』のはこのためだったのかもしれないな」とすら思える出来事でした。


「口にする(=言葉にする)」って実はとても勇気が必要だったりします。


でも、その「勇気」を乗り越えて言葉にした瞬間に、「実現への歯車」は動き出すようにも思えるのです。


「言葉にする」→「ハイ、実現」

みたいなことではなく、「→」にあたる部分には、ブラックボックスの中での努力やプロセスがたくさんあって、自力・他力全部使ってこそ、の「実現」だと思うのです。

めちゃくちゃありきたりで、使い古された言い回しですが、「叶ったつもりで(実現する前に)ワクワクする」というのが、やはり願望が叶うために必要なマインドな気がします。

今回はここまでです。
読んでくださってありがとうございました。

私のお仕事




オンラインチケット予約だと、入場料が少し割引になります。

今回の経路

往路
○ 名古屋→新神戸 新幹線
○ 新神戸→大塚国際美術館 JR西日本バス

高速バスネットが便利です。

復路
○ 大塚国際美術館→大阪駅 JR西日本バス
○ 新大阪→名古屋 新幹線

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