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「20年」

2024年5月27日。
独立してこの日で20年が経ちました。
過去の思い出よりも未来をどう生きるかも以前書いた思いとほぼ変わっていませんが、思い返してみても、このノートだけでは書ききれない良いことも悪いこともあり、そしてまだ食にかかわる仕事が出来ていることが不思議なような当然のような、いやコレしか出来ないのかも?などと頭の中に巡らす日々です。

前回の記事を書いてから、さらに多くの時間が経って文を書くということも忘れそうですが、ターニングポイントに近づくと文字に残しておきたくなるもので、また画面とキーボードに向かっております。
具体的に何か発表があるわけでもないですが。

その続きはと言うと、畑をしながら、ありがたいことに料理やレストランプロデュースのお話もいただき、季節を通じて畑でも料理でもさまざまな出会いがありました。
タイトルとは関係ないですが、田舎での仕事について考える時間もあったので少し。
結論から言うと難しいの一言です。地元のみで経済が回る地方はよほど資源、観光や名物などがないと不可能に思えます。
外からヒトを呼ばなければ成り立たず、内にコンテンツが乏しいので新しくハコやモノを作るんですが、次は運営するヒトが圧倒的に少ないという。
田舎でスローライフというのもほぼ幻想で逆にお金も時間もかかる事も多いです。インフラがどんどん減っていき不便になりさらにヒトが出ていく。なにかの記事で数年後消滅する自治体みたいな地図を見ましたが、現実味があると思います。都会と田舎どっちが良いとかの話ではないですし、場所を問わない仕事やそこじゃないといけない仕事なら田舎もアリ。
ぼく的にはそんな結論に至ったわけです。

今はまた大阪の街に戻って来ていて、飲食業にどっぷりです。畑はしばらく休業状態で母が自給用の野菜を作っているのみです。
最近は畑だけではない農業の在り方も勉強中だし、
歳もとって出来る事とやりたい事のギャップも日に日に大きくなっている気もします。そんな中でもまたお店やりたいなという漠然とした想いも生まれてきてはいます。これからも食にかかわる仕事を続けて行きたいものです。

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