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きっかけの根っこを作ってくれた人を大切に

(※この記事は2024年2月「 #1か月間ブログ書くぞ 」企画の記事です。)

みなさん、こんにちは。インドネシアでメディア広告事業を経営しています、長谷川と申します。タイトルを見て開いてくださったみなさん、ありがとうございます。

今回は、みなさんの周りのこんな人たちを大切にしたら人生が好循環になると思います、ということを書いてみました。
少しでもみなさんが何かを考えるきっかけになりましたら嬉しいです。


人はそんなにたくさんの人をケアできない

僕たちは、生まれてから死ぬまで様々な人たちとの出会いがあります。
まず家族、親戚から始まり、学校の友達、先生、サークル仲間、恋人、、、そして社会人になってからは会社の同僚、上司、お客様、部下、自分の家族がお世話になっている方々などなど、歳を重ねるにつれて、これまで出会った人の数がどんどん膨れ上がっていきます。

過去にも下記の記事で書いたのですが、一説によると、人が一生で出会う人の数は約30,000人と言われていて、そのうち学校や仕事や近所付き合いなどで一定の期間と空間を共有する人たちが約3,000人、その中での親しく会話する人たちが約300人、友人と呼べる人は約30人、その中での真の親友は3人、という相場だそうです。

こんな何千人も出会う中で、全員と親しくなることは不可能ですし、全員に均等に時間を割くなんてことも現実的ではありません。限られた人生時間の中で、大切にできる人間関係にも限りがあります。

「あの人も大切、この人も大切」なのですが、時間がない中で迷った時は、以下のこの3タイプの人たちをまず大切にするのが良いのではないかなと考えています。

1. きっかけの根っこを作ってくれた人

人生の色々な節目で、自分が成長する「きっかけ」となった気づきや学びをくれた人、新しいチャレンジの「きっかけ」(チャンス)をくださる人など、様々な「きっかけ」をくれる人たちは間違いなく自分の人生で大切にすべき人たちです。

しかし、私がその方々よりももっと大切にすると良いと考えるのは、その「きっかけ」をくれる人たちとの出会いの原点を作ってくれた人たちです。

例えば私の例で言いますと、30歳で日本で働いていた人材会社を卒業してからタイで仕事のチャンスを得た際に、もちろんタイで居場所を作って下さったタイ法人の創業オーナー社長には感謝しかないのですが、そのタイ法人の社長を紹介して下さった同世代のベンチャー社長Hさんが「キッカケ」の原点の人として、私にとってもっと大切な存在なのです。

自分が30歳で人材会社を卒業して海外数カ国をフラフラ放浪して次のことを考えていた時に、タイ法人の社長から「こんな人に手伝ってもらえないかしら?」と相談を受けたHさんが、「日本の人材会社を卒業して人事に強い友人が海外で挑戦したいって居場所を探していましたよ、彼はおすすめです」と私のことを真っ先に思い出してタイ法人の社長に紹介して下さったのです。タイ法人の社長さんはHさんのことを信頼して認めていたので、Hさんの紹介ならばということで面談してからトントン拍子で好意的にお話が進み、面談した翌月には「ぜひバンコクにいらして事業を手伝ってください」と迎え入れていただくことになりました。このHさんからの1本のキラーパスが無ければ31歳の年に海外での初仕事をスタートできていなかったと思いますし、この2011年のタイでの就業経験が無ければ、2012年のカンボジアでの経験もなく、その経験が無ければインドネシアでの事業立ち上げの声もかかることはありませんでしたので、この"きっかけの根っこ"を作って下さったHさんへの感謝を日々感じながら過ごしています。

このように様々なきっかけのさらにその原点を作って下さった人は、日々感謝を忘れずに大切にしたいと思っています。

2. 自分のことをポジティブに応援してくれる人

2つ目に大切にすると良いと思うのは、自分のことをポジティブに応援してくれる人たちです。日々色々な出会いがある中で、中には自分に対してネガティブな感情や態度で接してくる人たちもいますが、その方々に人生の時間と意識を多く奪われるのは勿体無いですので、自分に対してポジティブな感情で接してくださる人たち、いつも応援してくださる人たちとの関係性を大事にする方が生産的だと思います。

この方々は、自分の心が弱っているときや、大きな失敗をしたときでも、ポジティブなスタンスで相談に乗ってくれたり元気づけてくれたりしますので、自分のメンタルの調子が悪いときでも会話できる貴重な存在です。

自分の人生の調子良い時も悪い時も応援してくれるこういう人たちがいるだけで、日々の不安が減って勇気が出ますので、自分のことをポジティブに応援してくれる人たちは大切にしています。

3)今の自分の立場・役職など関係無い、素の自分に戻れる関係性の人

そして3つ目、今の自分の立場・役職などに関係無い、素の自分に戻れる関係性の人たちがいたら、その人たちも大切な存在です。

年齢を重ねますと新たに出会う方々は、意図せずとも現在の自分の立場や役職に少なからず関係してのご縁の方がほとんどになってきます。そうしますと、その役職や立場を纏った状態での人間関係でスタートしますため、良くも悪くも素の自分ではない「何かの立場」を纏った自分の言葉遣い、意見、立ち振る舞いで接することしかできません。そうしますと、年齢を重ねれば重ねるほど、そして新たな出会いが増えれば増えるほど、日々の生活の中で「素の自分」で居られる時間が減ってくるのです。

そのうち「仕事場での自分」の時間が長くなると、本来の「素の自分」がどんなものだったのかを自分自身が忘れてしまったり分からなくなってしまうようになり、自然体のリラックスした状態に戻れなくなる危険もあります。

そんな中で、社会人になる前の友人関係の人たちや、社会人になってからも仕事や立場関係なくプライベートで交流を続けてきたような関係性の人たちは、限りなく「素の自分」に近い状態で接していられるので、有り難く貴重な存在です。こういった今の自分の立場・役職などに関係無い、素の自分に戻れる関係性の人たちは、自分が自分であり続けられるために不可欠な酸素・水みたいな存在ですので、年齢を重ねるごとに減ってしまわないように大切に繋がり続けていたいと思います。

この3タイプの人たちは人生の守り神

人生では本当に色々な方々と出会って、どの方々とのご縁も大切であることは間違いないのですが、最低限これら3つのタイプの人たちを大切に考えて行動をしていれば、日々の身の回りのネガティブが減って、心穏やかに過ごせる日々が増えると思います。

その中でも特に"きっかけの根っこ"を作ってくれた人は、私の考えでは一番のキーパーソンで、その後の何十年の人生に複利で好影響を与えてくれる存在なので大切にすると人生が良い方向に転がると信じています。

もしこれを読んで何かビビビと来た方がいらっしゃいましたら、皆さんの人生の中でのいくつかある"きっかけの根っこ"と、そのきっかけを作ってくれた人を思い返していただいて、ぜひ感謝を伝えてみてください。

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