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フレームワーク活用を疑ってみる

今日は、今までの自分自身が「良し」としてきた仕組みを否定してみたいと思います。

テーマは、フレームワークです。

自分自身がつくってきたマーケティングトレースは、このような定義をしています。

成功企業/商品/サービスのマーケティング戦略を、フレームワークを活用してトレースする=写す・なぞること

マーケティングトレースの定義

PEST分析
5Forces分析
STP分析
4P分析
といった、マーケティング基本フレームワークを活用することで、裏側の仕組みを分析するトレーニングとして体系化してきました。

このワークシートを活用してトレースすることを推奨してきました。

マーケティングトレースはフレームワークを活用しないといけないのか?

本日のテーマの「フレームワーク活用」についてです。

この問いの答えは、

「フレームワークは活用しなくても良い」
「フレームワーク活用の前に大切なことがある」

と考えています。

フレームワーク活用は当然にメリットとデメリットがあります。

メリットは、フレーム=枠組みがあるから考えやすいということです。

一方でデメリットは、
「好奇心」や「本質」を見失ってしまいやすいことだと感じています。

優れた戦略は、純粋な好奇心から問いを立てられることから

重要なことは、正しい答えを見つけることではない。正しい問いを探すことである

ピーター・ドラッカーの言葉

「もし私がある問題を解決するのに1時間を与えられ、しかもそれが解けるか解けないかで人生が変わるような大問題だとすると、そのうちの55分は自分が正しい問に答えようとしているのかどうかを確認することに費やすだろう」

アインシュタインの言葉

それっぽい偉人の方々の名言を借りてしまいましたが…

戦略を考えたり分析をする上で、大切なのはフレームより「問い」です。

マーケティング戦略を考える上では、
市場の仕組みや顧客の深層心理に対する「好奇心」が何より重要だと思っています。

なぜ、このような業界や市場の仕組みになっているのか?
なぜ、このような行動や価値観が求められているのだろうか?

純粋に構造を読み解きたいという好奇心から、問いが生まれて、自分なりの仮説が生み出されます。

この大切なプロセスが抜け落ちてしまうのであれば、フレームワークを活用しない方が良いなとも感じています。

フレームワークの前に、どうしても気になる「問い」をつくることに集中する

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