営業・マーケッター向け効率良い情報収集のために心がけたいこと
マーケッターは良質なインプットが命です。何となくWEBメディアの情報を追っているだけでは、良質なアウトプットは出てきません。
今回はググる(Googleで検索をする)という行為について考え直してみます。
先に結論をお伝えすると、何かを調べるとき、「ググる!のではなく、検索するメディアを変える」だけでインプットの質は上げられるのではないかという仮説をもっています。
無意識にググりすぎると思考停止する
良質なインプットをしている人は何をしているか?
僕が愛用しているNewspicksでこんな記事がありました。
【11月限定】「有料検索が無料で使える」キャンペーンを実施します! - NewsPicks Blog
http://blog.newspicks.com/entry/2015/11/24/203757
ピッカーの皆さんもググらないということを推奨されていました。
高城さんの検索に対する考え方
高城さんの黒本を読んでいて、メディアや情報との関わり方が非常に参考になったのでご紹介します。
普通にメディアと接してしまっては思考が停止する、いつの間にか洗脳されているということもある・・・自分で考えなくなるという状態はいつの間にか陥るので注意が必要。
下記に高城さんの参考になった言葉をご紹介。
僕は何かを調べようと思って検索するときに、大抵「5ワード」以上入力します。もし、何かを調べようと思っていたのに「5ワード」も思いつかなければ、それはすでに「イマジネーションを奪われ、考える力を剥奪されている」ことの証だと思って、自らの思考に注意を払っています。
今すべき一番の対策は「自分にとって本当に大切なことは何なのか?」とご自身に徹底的問うことです。
5ワード以上検索という方法
高城さんは5ワード以上入力をされているようです。
なぜか?
「イマジネーションを奪われ、考える力を剥奪されている」ことの証だと思って、自らの思考に注意を払っています。
確かに、思考停止しないための方法としては有効的。検索目的が曖昧なままググることは危険。高城さんが実践される5ワード以上検索は参考になります。
そもそもググる行為をなくしてみる
高城さんの5ワード以上入力は有効的だと思いますが、仕事だとそんな時間が・・・なので、
「まずはググる」という習慣をなくすことが良質なインプットをするためには大切だと定義してみます。
「検索」という行為を見つめ直して、良質なインプットをする習慣を身につける方法をまとめてみました。
自分がやっていることは、すごく単純です。
バイバイGoogleさん
Googleさんさようなら。
検索する媒体を変えてみましょう。
Google→wikipedia→どこかのSEO対策された記事→満足
この流れを変えることで、インプットの質を上げることができるはず。
具体的なインプットする手順をここから紹介していきます。
では、どの媒体で検索すればいいの?
何か調べ物ができたときに、調査キーワードを洗い出してから、下記の主要3媒体で検索かけています↓
下記が主要3媒体です。
①Newspicksで検索※1400円/月
※無料版でも5回までは検索使えます。
②テレビ東京ビジネスオンデマンドで検索※500円/月
③Google scholar検索(論文検索)※無料
一部はお金かかります。ただ、投資対効果は十分にあるかと!
例えば、「iPhone6」の動向を調査したい場合
iPhone6に関して最新動向や、消費者の心理について調べたいという時について、どのように調べるかをまとめてみました。
①NewspicksでiPhone6を検索
ⅰピッカーコメントが多い記事を見つける
まず、newspicksで検索をして、ピッカーコメントが多い記事を見つけます。
ピッカーコメントが多い記事=社会で影響力をもっている人たちが注目している記事と考えてもいいかもしれません。
ⅱピッカーの方々のコメントをチェック
Newspicksは一流のピッカーさんを囲い込んでいるのでコメント欄の質が非常に高いです。世の中のインフルエンサーと呼ばれる人たちがどのような考えをもっているかを知ることができます。
リクルートの柴山さん、堀江さんなどの影響力をもっている人たちがどのような発言をしているか、iPhone6に関してどのように考えているかを知ることができます。
Newspicksはインフルエンサーの意見を把握するだけではなく、自分からコメントして、ニュースに対して明確なスタンスをとっていくことがオススメです。
②テレビ東京ビジネスオンデマンドでiPhone6を検索
続いて、テレビ東京ビジネスオンデマンドの活用です。
検索時にキーワード、番組指定、期間指定ができます。
iPhone6で検索すると過去の番組がヒットするので、どのような報道がされたのかを動画でチェックできます。
文字情報だけではなく、映像でインプットできることがポイントです。
すべての情報=映像をみながら、観察して、関連キーワードを抽出していくと別のトレンドが見えてきたりします。
動画でインプットをすることで、文字情報だけでインプットをしている人と比べると、情報量でも上回ることができると思います。
合わせてYouTube内でキーワードで検索しても、普通にGoogleでキーワード検索するよりも意外性のある気づきを得られる可能性は高まるのではないかと考えています。
③Google scholarでiPhone6を検索
続いてGoogle scholar
Google検索の1機能で、膨大な学術資料を簡単に検索できます。
iPhoneだと海外論文が多いので、カタカナ検索。
アイフォンが哲学や社会学の文脈で語られていたりと、普通に検索しては得られない情報をインプットできます。
論文検索はアカデミック領域の人たちは、活用されると思います。
人と違った発想をするためには、ビジネスセクターで働く人こそGoogle scholarを活用するといいのではと考えています。
自分も論文検索はまだまだ使いこなせていないですが・・・・
参考:知らないと損? Google scholarで上手に論文を探すコツ
ぜひアカデミック領域の人は、ビジネスセクターに入ったらリサーチ→アウトプットで差別化を図ってもらいたいです。
その他にググる前にチェックしたい媒体
上記に紹介されてもらった媒体以外でも、「検索」を通じて質の高いインプットをするために役立つ媒体はたくさんあります。
いくつか活用しているものをご紹介。
日経新聞、日経テレコムで検索
楽天証券入っているので僕は無料で使っています。横断的にメディア検索かけるのには非常に便利です。学校の図書館PCには設定されているかもしれません。
Kindleを活用して検索
個人的には、Kindleを活用し初めてから、一気にインプットの質が変わりました。
やっていることは2つ。
⒈Kindleで関連書籍を購入して、書籍内検索をかける
⒉ハイライトしたところをまとめてKindleサイトでコピペ→evernoteに貼り付ける
2の手法の参考サイト:Kindle本のハイライト箇所一覧をEvernoteに読書メモとして保存する方法
http://nelog.jp/amazon-kindle-highlight
Kindleは知的生産の概念を大きく変えてくれるのではないかと期待しています。
Evernoteで検索
最後にEvernote。
自分の脳内情報を再度洗い出すのに活用できます。
普段から、思いついたこと、学んだこと、何でもevernoteに入れておくと、イザ!というときの情報検索の質を高めることができます。
自分なりのインプットの型を身につける
優秀なマーケッターは自分のインプットの型を身につけている。そして、アウトプットの質はインプットの質で変わる。
人と同じ情報収集をしていれば、人と同じものしか出てきません。
便利になりすぎて、すぐにググれる世の中で、一番身近な「検索」という行為にこだわれるかどうか・・・が仕事の質に影響してくると自分は考えています。
ぜひ、思考錯誤をしながら自分なりのインプットの型を身につけることがオススメです!
まずは、検索する媒体をGoogle依存から他の媒体に変えてみるということから変えてみてください!