見出し画像

ブランドメッセージをつくるプロセスを工夫する

マーケティングの仕事では、何かしらの「メッセージを考える・つくる」ことが多いですよね。

最近、メッセージ作成プロセスを体系化したいと考えて、いくつかフレームワークを整理していました。

プロセス体系化にこだわりたいと思ったのは、

メッセージが外部のクリエイターや声の大きな経営層が決めるだけになってしまうと、大切な言葉を自分たちゴト化することができず、ブランドや仕事の愛着をもてなくなることが多いと感じていた…

というモヤモヤが背景です。

さらに、最近は生成AIが言葉をつくってくれるようになったことも大きな変化です。

生成AIでコピーを作成することのデメリット・懸念

生成AIによって、特定の目的に合わせて、大量の言葉を作成できるようになりました。

例えば、

ChatGPTでコピー作成をする例

このようなAI活用は多くの人が行なっていると思います。

自分は生成AIをガンガン仕事で使っており、推進派です。

一方で、生成AIを活用するデメリット・懸念も感じるようになってきました。

それが、
「言葉が自分たち以外の何者かによってつくられていることによって、ブランド・仕事への愛着なくならないか…」
ということです。

生成AIによって新たな切り口を発見するのは良いことですが、借り物の言葉になり、その言葉を回しているだけになるのは危険だと考えています。

メッセージ作成の過程で対話するフレームをもつ

では、偉い人や生成AIの借り物の言葉をつくらないために、何をすれば良いのか?

自分の答えは、
ブランドに関わる全員が、対話しながらメッセージを作成するフレームワークとプロセスをもつことです。

最近、みんなで下記シートを作成してメッセージを作成するようにしています。

ここから先は

1,046字 / 5画像