ブランドの価値基準をつくる大切さについて
マーケティングの仕事で、自分たちの価値を定義しよう!
とはよく言われると思います。
質問です。
皆さん、自分たちの価値がつくれている状態の基準はありますか?
いや、基準は決まっていないかも…
という方も多いのではないでしょうか。
価値基準がないと生まれる課題
自社にとって良い価値とは何かを決める基準がないと、「それっぽい価値」がどんどん追加されます。
プロダクト機能追加、サポート体制の充実、オプションetc
それっぽい価値が追加されるとどうなるか?
次から次へと機能が追加されたり、何が価値かわからなくなる
マーケティングのメッセージもバラついて価値が伝わらない
など組織が疲弊する「負のサイクル」が生まれます。
優れたブランドは、価値とは何かを定義し、負のサイクルを避けている
ワークマンは、自分たちにとっての価値とは何かを定義し、価値にはならないことは「やらない」が徹底されています。
今日は、「自分たちにとって価値とは何かの基準づくり」をテーマに書いていきます。
他の優良企業はどのような価値基準をつくっているのかを見ていきたいと思います。
「びっくりするほど良い商品しか発売しない」北の達人
北の達人は「商品開発基準」が厳しく、顧客が求めていないものをつくらない方針が徹底されています。
北の達人では「800の商品基準」をクリアして価値が作られているとのことです。
木下社長のインタビューからは、「それっぽい価値をつくらない」ことが徹底されていることがわかります。
この基準がクリアできないのであれば、価値として認めない!
というルールが設定されていることは、北の達人が売れる商品をつくり続けることができる理由なのだと思います。