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生成AIでカスタマージャーニーマップのリアリティの無さ課題を解決する

マーケティングの仕事における生成AI活用について試行錯誤してきた1年を振り返ってみて一番変わったのは、顧客体験の描き方だと思っています。

特に「カスタマージャーニーマップをつくる仕事」は、ガラッと変わりました。

カスタマージャーニーマップはリアリティが足りなかった

今までカスタマージャーニーマップを描いていて感じてたのは、リアリティが足りない…という課題でした。

もっとリアルな顧客シーンを描かないと、
・チーム内の議論も盛り上がらない
・顧客体験イメージの共通認識が合わない
といった悩みはずっとありました。

画像生成AIが解決してくれたこと

そんな中、画像生成AI(Midjourney)を活用するようになり「カスタマージャーニーマップのリアリティのなさ課題」はみごとに解決されました。

何をするようになったか?

ChatGPTとMidjourneyでストーリーボードを描く

すごくシンプルでChatGPTとMidjourney(画像生成AI)を活用して「ストーリーボード」を作成するようにになりました。

ストーリーボードのイメージ

ストーリーボードとは、サービスや製品をどのような状況や環境でユーザーが使用しているのかを時系列のストーリーで視覚化したもの。
環境、文脈、タッチポイント(ユーザーがサービスの情報を知ったり利用するタイミング)などを明らかにすることで、ユーザーが抱えている課題を視覚的によりイメージできるようにする

ストーリーボードとは

具体的なイメージをお伝えします。

※前提として、ユーザーインタビューやソーシャルリスニングなどを行い、顧客像やニーズ定義は行なっています。

まず、ChatGPTに下記のようなプロンプトで顧客体験をストーリー形式に落としていきます。

ストーリーボードを作成するプロンプト

広告動画を作成するために絵コンテのストーリーボードを作成します。
目的は、クリエイターにアイデアを動画表現するイメージを伝えることです。

#ブランド概要
(記載)

#前提となる体験イメージ
(記載)

#表現の制約
コマ数:
動画の時間:
媒体:

#アウトプット
表形式で絵コンテを整理

##横
・画像イメージ
・表示文字(セリフ)
・時間

##縦
コマ数をラベリング

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