ブランディングの失敗とは何かについて
ブランディングの失敗事例集めたら面白そう!
という軽いノリでこんなツイートをしました。
よし、ブランディングの失敗事例を集めてみるか!と思ったのですが、行き詰まってしまいました・・・
ブランディングの失敗って何だ?
批判的な意見が集まったらブランディングの失敗なのか?
いいね!がたくさん集まったらブランディングの成功なのか?
ここがわからない。
ちょうど、Newspicksが炎上気味であることが考えさせられました。
ブランディングという言葉は曖昧さをもっている。
例えば、Newspicksの今回の「おっさん騒動」がブランディングの失敗なのかと問われると、どうでしょう?
自分も考えましたが、答えはNOだと捉えています。
だって、Newspicksというブランドに対する好き・嫌いがSNS上で議論され、今までNewspicksに興味がなかった人がブランドを認知している。
炎上していても、すごい効果なわけです。
ブランドは熱狂者に支えられる
改めて思ったのが、ブランドを支えるのは、1%の熱狂者だということ。
99%が反対したとしても、1%が超絶熱狂していれば、ブランドとしては成功だと思うのです。
ブランディングとは、ポジションをとることであり、万人に好かれることではないから。
※これはビジネスモデルによって異なるかもしれないです。ディズニーランドやUSJなどのテーマパークであれば、万人に愛される必要があるかもしれません。
コカ・コーラの事例も失敗ではないかも
ブランディングの失敗の事例としてTwitterで紹介したコカ・コーラの事例。
この記事にもあるように、これをブランディングの失敗と捉えるか、戦略的な投資と捉えるか。これは難しいところ。
ターゲットとポジションをどこにおくか?
ブランディングの成功と失敗は、最終的にはこの問いに集約されるのではないか?と考えています。
自分たちは、99%に愛されるブランドなのか、1%に愛されるブランドなのか。
誰にどう思われたいのかによって、ブランドの成功と失敗の定義も異なってくる。
なので、炎上しているからブランディングの失敗というわけではないし、たくさんリツイートされているからブランディングの成功というわけではない。
表面的にブランディングを解釈するのではなく、経営戦略・事業戦略と紐づけてブランドについて考えていくことが大切だな・・・と改めて考えています。
ということで、何も答えがない記事で申し訳ありません。
ブランディングは、セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング(いわゆるSTP)に依存する
ブランディングの失敗はSTPによって異なる
これが、ブランディングの失敗について考えたことです。
これからも、ブランディングという曖昧な言葉を科学して、くっきりとさせていきたい。