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ハングリータイガーのマーケティングトレース-マーケッターの筋トレシリーズ004-

毎週土曜日は#カンブリア宮殿トレースの日です!

マーケッターの筋トレとしてカンブリア宮殿を1.5倍速で見ながらマーケティング戦略を想像する。

今週のカンブリア宮殿は、ハングリータイガー!

地元客が熱狂!元祖・鉄板ハンバーグ店 存続の危機から復活した感動の逆転劇!

熱々の鉄板に乗せたハンバーグを客の前で切り分け、特製のグレイビーソースをかけて仕上げる絶品ハンバーグが地元・神奈川県民から熱狂的に支持される大人気レストラン「ハングリータイガー」。実は、ファミレスの国内第一号店と言われる「すかいらーく」より1年早く創業した老舗のレストランチェーンだ。だが、そんなハングリータイガーに転機が訪れる。2000年2月にO157による食中毒事故が発生。さらに翌年には、国内でBSE問題が注目を集めることになり、経営が著しく悪化。ハングリータイガーは、倒産こそ免れたものの、グループで33店舗あった店を、わずか3店舗にまで縮小する事態に陥ったのだ。しかし、この店舗の大幅縮小が創業者の井上を変え、ハングリータイガーを、より強く、客からの信頼を勝ち取れる店に変貌させたという。倒産寸前という危機的状況の中で、ハングリータイガーは、何を得て、どうやって危機から脱却したのか?逆境から完全復活を果たした感動の逆転劇に迫る!

マーケティングトレースを実施

ハングリータイガーの復活劇をマーケティングのフレームワークを活用しながら図解。

活用したフレームワークは、3C、STP、4Pとオーソドックスに。

今週のカンブリア宮殿は、戦略云々というより、顧客満足度・従業員満足度の追求を中心に置いた経営が非常に参考になる内容でした。

ハングリータイガーのマーケティングトレース

戦略のポイント

①人への徹底的な投資⇄②エリアセグメント・顧客LTVにフォーカス⇄③生産と流通と店舗の一気通貫

この3つが連動していることだと考えています。
※図だと左下の部分です。

本物志向=他のファミレスやコンビニで満たされないニーズを汲み取り、こだわった肉とサービスでリピートに繋げる。シンプルだけど、高級ファミレスカテゴリーでは王道の戦略だと感じます。

横浜エリアで、日常から非日常まで、ちょっとした特別な日を過ごす体験デザインがされている。顧客満足を追求するために、お店の地下に待合室までつくっているのは徹底されている。

危機を乗り越えながら、顧客中心、従業員中心に経営の舵を切っていくストーリーが面白い特集でした。

関連して読みたい本と記事

ハングリータイガーの復活劇がまとめられた本もあるようです。元ライター・当時の副社長が書いた本みたいです!

早速購入したので読み終わったらレビューします。

本物の肉を提供するビジネスとして、いきなりステーキのこの記事も合わせて読むのもオススメです!

O157やBSE問題を乗り越え、想いを持って本物のステーキを提供しているビジネスという点が共通。

いきなりステーキは、幸楽苑ホールディングスを買収して一気に事業拡大をしているので、事業成長スピードと社員教育やサービス品質の両立をどのように図るかは気になるところです。

カンブリア宮殿トレースのまとめ

①ビジネスの原体験がどこにあるかを読み解くこと ※ビジネスモデルや数字を分析するだけでは見えないかも

②差別化の背景にある投資構造(どこに投資をしているのか?)を観察すること

カンブリア宮殿は、経営トップ=社長にフォーカスされているので、どのような想いを持ってビジネスモデルを築いてきたかがわかる。だから面白い。

マーケティング戦略に感情を込められるマーケッターになれるよう、「現場」「顧客」を中心に考える思考は大切にしたい!

以上、今週のカンブリア宮殿トレースでした!


ぜひ、#カンブリア宮殿トレース、#マーケティングトレース実践された方は、ハッシュタグ付けてnoteかTwitterで投稿して頂きたいです!