津別町。地元から車で1〜2時間圏内。道東の小さな町にある「山上木工」。
小さな町から世界に発信をし続けているエネルギー溢れる企業であり、親子三代続くものづくりの現場。東京五輪のメダルケースを製作する企業として一躍「時の企業」となりました。このチャンスを勝ち取ったこれまでの道のりと努力は計り知れません。本当にすごいことです。つい前置きがながくなってしまいましたが今回はそんな山上木工さんにWEBメディア掲載用の撮影担当としてお邪魔させていただきました。
⬆️親子二代
他業種の内部、裏側というのはこういった機会がなければなかなか入り込めません。そして内部や裏側にこそ企業や人の美しさや人間臭さ、そうした魅力が詰まっています。いつもそんな視点で撮影させていただいています。お仕事をしながらですが「地元にいながら旅をしている」そんな気分になるのです。
まずは表。日のあたる場所。
ISU WORKS ショールーム
三代目の山上さん
そして裏側。現場。縁の下であり礎。
削られた木の香り。職人達の鋭く愚直な雰囲気。はりつめた空気。時間を無駄にせず集中して淡々と作業をしている職人達。目に映る全てが絵になりました。
何かに真剣な人間の撮影は、僕が普段よく撮影しているいわゆるネイチャー写真やアドベンチャー系の写真でシャッターをきる瞬間と非常に似ていると僕は思います。「綺麗・カッコいい」と思えるように撮影したいのはもちろんなのですが、それだけでなく「一枚が何かを物語る」「空気や背景が伝わる」。そういう写真にしたい。そう思っています。
基本的に僕はクライアントワークが主の仕事ではありません。それでもご縁がありお話いただいた場合、そしてそのお話に僕のスキルや表現できることが重なる場合、その時は気持ちを入れて撮影・仕事させていただきます。全集中なんちゃらの呼吸ほにゃららの型、ばりに。
Sooting:2021.1.6
Client :野村證券 事業承継ネットワーク 山上木工
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