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党批判を繰り返していた井戸まさえ氏が国民民主党に移籍

 SNS上で左側の立場から立憲民主党執行部批判を繰り返していた井戸まさえ氏が、右側の国民民主党に移籍するという、政治の世界はまさに魑魅魍魎であるという好例が出て来ました。
 井戸まさえ氏は元兵庫県議会議員ですが、何故か平成29年(西暦2017年、皇暦2677年)の総選挙で旧立憲民主党公認で東京4区より出馬。
 令和3年(西暦2021年、皇暦2681年)の総選挙では立憲民主党より東京15区から出馬しましたが、いずれも落選しています。この時の選挙区変更において立憲民主党執行部とはトラブルがあったようです。
 令和5年(西暦2023年、皇暦2683年)元旦に立憲民主党代表泉健太先生が事務所の産土神社である乃木神社に初詣に行くと、井戸氏は「乃木希典と言えば、ワタクシ的には真っ先に、明治期に世論を沸騰させた「乃木家再興」が頭に浮かぶ」「乃木希典はその死後も、明治から大正へと移行する時代の中での国家権力の思想背景、国家政策に利用された」「国家権力と家制度についての当時の論争と、進まない夫婦別氏や中途半端な改正で留まった嫡出推定も含み、その影響は続いていることへの言及も、今後、期待したい」等とツイートしました。
 このように明確に左側の立場に立っている井戸氏は、自身のツイートで『民法』上の再婚禁止期間廃止について「井戸から稲田朋美衆議院議員、柴山昌彦衆議院議員等自民党の衆議院法務委員会委員幹部への働きかけを行っ」ていたことをアピールするなど、民主党政権時代から稲田朋美議員とも協働していたことを明らかにしています。
 胎児は人間ではないということを前提にした、生命軽視派(プロチョイス)の経典「ロー対ウェイド判決」についても支持する姿勢を見せています。
 また、草津町長の性暴力冤罪については、冤罪を疑う声が当時から多かったにもかかわらず性暴力の事実を前提とした誹謗中傷を繰り返すなどしていました。その点については今日になってようやく謝罪していますが、日本共産党の機関紙である『しんぶん赤旗』でさえ謝罪していたことを思うと、明らかに遅い謝罪です。
 そんな左翼の井戸氏ですが、何があったのか、5月31日に国民民主党への移籍を発表しました。
 国民民主党移籍発表のツイートでは「雇用に力を入れ、現実路線をとっている」「国民民主党から私へ期待されているであろうインクルーシブな視点を持ちながら、幅広く国民が求める政策を展開していけるよう、今後とも努力を続けていきたい」と述べています。
 国民民主党は内密出産法制化を推進する生命尊重派の政党なのですが、立憲民主党執行部でさえ左側から批判していた井戸氏の今後の言動が注目されます。


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