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安倍自民党の「七大悪政」(3)動物性集合胚と子宮頸がん予防接種推奨

【お断り】これは安倍政権下で私が執筆し、ごく少数の方に配布した文章を若干加筆したものです。


人間と動物のキメラを作る禁断の研究

 今回も動物性集合胚と子宮頸がん予防接種という二つの問題を並べましたが、これは二つとも人間の尊厳にかかわる問題であり、しかも医療利権複合体というこの国の「支配者」に関わる話だからです。
 まず「動物性集合胚」ですが、こんな単語は始めて聞く方も多いかもしれません。
 人間や哺乳動物のお腹の中の赤ちゃんのことを「胎児」と言いますが、これを生物学の用語では「胚」とも言います。「胚」と「胎児」は厳密には違うのですが、ここでは赤ちゃんの形をするようになったら胎児で、まだ受精卵の時とさほど形が違っていなければ胚、という風に考えてみてください。
 胚は赤ちゃんの形になってはいないとはいえ、そのまま成長すると胎児になり、やがては生まれてきます。つまり、命があるのです。
 動物性集合胚とはこの動物の胚に人間の細胞を混ぜるという研究です。すると人間の細胞を持った動物が誕生します。特に豚は人間と臓器の大きさが似ているので、例えば「人間の心臓を持った豚」を作ったりすることができる訳です。
 しかし、その過程で「人間の脳を持った豚」や「人間の生殖細胞を持った豚」が誕生してしまう可能性は否定できません。そうすると人間と動物の境界は曖昧になり、人間の尊厳が脅かされるようになります。
 このような研究は『ヒトクローン胚等規制法』により政府の許可なく行うことは出来ない、とされています。ですが平成二五年(西暦二〇一三年、皇暦二六七三年)から安倍政権はこの禁断の研究の解禁を検討しており、ついに平成二九年(西暦二〇一七年、皇暦二六七七年)一〇月二四日には動物性集合胚の作製容認を事実上決定しました。

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