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パレスチナの与野党がガザ地区通行所の引き渡しを要求

 令和6年(西暦2024年、皇暦2684年)6月1日付のアラビア系英紙「アル・クッズ・アル・アラビー」によると、パレスチナ国はハマスとイスラム聖戦運動を除く与野党の連名でガザ地区にある通行所のパレスチナ政府への引き渡しを求めた。
 ガザ地区はパレスチナ国の野党であるハマスが実効支配し、パレスチナ国政府の支配が及んでいない。ガザ地区の通行所もかつてはパレスチナ国とイスラエル国の双方による共同管理が実施されていたが、ハマスによるガザ実効支配以降は共同管理が実現できていない。
 イスラエル国はパレスチナ全土の領有権を主張しており、現在ガザ地区への全面的な攻撃を推進しているが、一方でガザ地区はパレスチナ人により統治されるべきであるとの立場も示している。
 パレスチナ国は現在のところは穏健化しイスラエル国との2国共存を目指しているが、ハマスやイスラム聖戦運動はイスラエル国の存在自体を認めない立場を示しており、ハマスは今回の停戦にも応じない姿勢を示している。
 なお私は、日本政府がパレスチナ国を正式に国家承認していないことに留意しつつ、私の所属する立憲民主党の前身である民主党が与党であった頃に日本政府がパレスチナ国の国連オブザーバー国承認に賛同したことや現在も日本政府がパレスチナ国の国連加盟に賛成する姿勢を見せていること等を理由に、パレスチナ国を国家として扱っている。


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