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単なる言い間違いではない!日本の左傾化を象徴する三浦瑠麗氏の失言

 マスコミは日本が右傾化したと騒いでいるが、そのマスコミが「保守派」扱いしている連中を見ると「ああ、この程度で右扱いされるのであれば、日本はかなり左に寄っているな」と判る。
 三浦瑠麗氏は自ら「保守二大政党制」論者と名乗りマスコミに登場するなど、自他ともに保守派として扱われているようである。
 その三浦瑠麗氏がこんな発言をして話題になった。

日本で少し私が憂慮するのは「天皇陛下の国葬は当然だ、これはタイモの礼だ」と、「この天皇陛下という方は国民のために祈っていただいている、本当に犠牲を自分でね、プライバシーを、自己犠牲しながら」って言うの。(天皇の)権威は認めるけど、民主主義で選んだ(安倍)総理大臣に対してそれは毀誉褒貶もあるだろうけども、それは政治はダメというのは民主的にはおかしいな、と思っているんです。

 この発言で「大喪の礼」を「タイモの礼」と読み間違えていることが話題になった。余程、喪服のことが頭から離れなかったのだろう。
 タイモと聞いて私は「大裳」と言う漢字を連想したが、「大きい裳」と言う意味の熟語は無いであろう。(陰陽道の神様は「タイジョー」である。)
 それにしても、三浦瑠麗氏の発言は「天皇陛下の国葬は当然」と言う意見を「憂慮」していると解釈できるところが最大の問題である。
 「(天皇の)権威は認めるけど、民主主義で選んだ(安倍)総理大臣に対して」と言う発言に至っては、天皇陛下よりも安倍総理の方が上だと思っていると思われて仕方がない。
 また、直近で言うと中曾根康弘元首相も民主主義で選んだ総理大臣だが国葬されていないのであるから、民主的に選ばれたから国葬するべきと言う理屈はやはりオカシイのである。
 三浦瑠麗氏はそもそも保守思想など持っている人間ではない。それを保守派扱いしているマスコミの存在こそが、日本の左傾化を象徴している。
 この件に限って言うと、この番組を放送したのはフジテレビであり、要するにフジサンケイグループが左傾化していると言うことである。
 フジサンケイグループの扶桑社は数年前まで反天皇論者やTRA、プロチョイス(生命軽視派)と言った極左勢力が寄稿しているウェブサイト『ハーバービジネスオンライン』を運営していたことでも知られる。私も過去に『ハーバービジネスオンライン』掲載の記事を非難する記事を書いたことがあった。

 この記事は『ハーバービジネスオンライン』の判りやすい問題記事をピックアップしたものであるが、同紙は今は削除されているものの、トランス女性(身体男性)の入浴についてこんな記事を書いていた。

 筆者の住む、北ロンドンに位置する広大な公園、ハムステッド・ヒースは一年を通して泳げる池がある。女性専用・男性専用・混浴と3つの場所に別れ、ここでも女性専用池を使用するトランス女性に対するシス女性による差別が問題になった。もちろん、これ自体も日本の状況と同じくして、賛否両論の議論が湧いた。英国では2010年に施行された平等法により如何なる差別も禁じている。ゆえに、ロンドン市はトランス女性もシス女性も皆女性とし、女性専用の池を使うことができるとした。

 ここでも、(なぜか英国では多い)ターフのシス女性がわざわざ男装して男性専用の池に入って抗議活動をし、物議をかもしていた。もう一度言うが、異性装とトランスであると言うことは根本的に違う。

 蛇足だが、こう言う論争を散見する度に、冷戦下、1970年代の東ドイツで盛んだったヌーディストビーチがいかに平和な環境だったかを思う。共産主義的価値観の下、裸になればみんな平等という価値観がそこにはあった。

小高麻衣子「「ターフ」論争再考。トランスジェンダー排除という「差別」に抗うために。」
ハーバービジネスオンライン2020.04.04

 言うまでも無く、最後に「蛇足」として記された「共産主義的価値観の下、裸になればみんな平等という価値観」の称賛こそが、彼らがトランスジェンダリズムを推進する本当の理由である。
 また『産経新聞』本体も極左思想家のリチャード・ドーキンスの思想に被れた竹内久美子氏を「正論」メンバーにしているほど、左傾化している。
 安倍政権をこの左翼集団が熱烈応援していた理由は、少しでも政治的な勘のある人間には明白であろう。

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