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EU外相「イスラエルがハマス創設を支援した」イスラエル政府は抗議

 欧州連合外務大臣ジョセップ・ボレル氏は令和6年(西暦2024年、皇暦2684年)1月19日にバリャドリード大学での講演で「イスラエル政府はファタハ率いるパレスチナ政権を弱体化させる目的でハマスに資金提供をしたのです」と述べた。
 イギリスのアラビア語新聞「アルクドス・アルアラビ」紙は「このような疑惑を否定するイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の立場とは明らかに矛盾する」と報じている。
 対してイスラエルはこの発言を受け、ボレル氏の出身地であるスペインを含むいくつかの国々を非難し、これらの国々はハマスに肩入れしていると抗議した。
 ハマスはパレスチナ国の野党であるが、パレスチナ国のガザ地区を武力で実効支配している。パレスチナ国の与党であるファタハはイスラエルとパレスチナ国の2国併存を提案しているが、ハマスは武装闘争を行っていることから2国併存を拒絶しているとみられる。
 なお、日本はパレスチナ問題で2国併存を支持し国連にパレスチナがオブザーバー国家として参加することを認めておきながら、パレスチナを国家承認しないという、矛盾する対応を取っている。
 私は言うまでもなく、日本は2国併存を支持している以上(またそれは国連が公式に示したことのある立場でもあるため)、パレスチナ国を国家承認するべきという立場である。


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