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より良い社会のためにできること

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今一般人の私たちが、よりよい未来のためにできることをまとめています。 このマガジンは共同運営マガジンです。 運営メンバーになりたい方は、マガジン紹介記事にコメントをお願いしま…
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共同運営マガジンより良い社会のためにできること!!

こんにちは友樹です♪ 画像はpicrewhttps://picrew.me/share?cd=9pMtW9OIeAで作成。 このマガジンについて作った当時はソロのマガジンでした。 しかし 私は少し前までnoteを休んでいて、これからも投稿頻度は低い状態が続くと思います。月一を予定しています(実際はもうちょい多めです)。 社会問題を少しでいいから訴えて行きたい、たくさんの世の中の問題の存在を忘れてほしくないと始めたのに、これじゃまずい。 と思い、このマガジンを、他の方との

ゆにさんとヨレヨレの男性

いつもの目覚ましの音 というか音楽 適当に設定した知らない洋楽のプレイリストを目覚まし音楽に設定している。 馴染の音楽よりよっぽど目が覚める。 眠い目を擦り、私のいつもの朝が始まる。 『喫茶 花』のマスター、小花さんが提供する手作りパンと自挽コーヒーのモーニングセットは、オフィス街との立地とも相まって好評だ。 私はホール業務なので開店時間15分前位に店に来てくれれば良いよとは言われている。 とは言え、モーニングを提供しているので結構早い。 朝起きるのは辛い時もある

¬ PERFECT World 8話(完)

7話 8話 最初は悔しさが、次に悲しさが襲った。 タイチの寝ていたベッドに当たるだけあたって、床にへたり込む。 他人にここまで感情を揺さぶられたのは初めてだ。  今思えばほとんどプロポーズじゃないか。という羞恥心と、それをあっさり断られた傷が駆け巡る。 ルーシアが忘れられない研究員とかも憎いし、タイチも憎かった。 タイチは、正直砂漠でのたれ死んでくれたらいいのに。とも思う。思った次の瞬間、あいつの最後に俺に向けた言葉が蘇った。 兄貴、か。 家出したって聞いてたし

¬ PERFECT World 7話

6話 7話 ナユリは一見、通常通りの日々を過ごしていた。  ナユリは、いつからか誰に対しても“フリ”が出来る子だった。 父や兄が血のつながった家族ではないということは見た目にも明らかだったし、自分がこの村にいる以前の記憶がないのも自分の存在の不確かさを煽っているのではないだろうか。  でもそれらを気にしていないフリをしている。 育ての父と兄に気を使わず使わせず、明るく無邪気な子供に育っているフリ。 それが、彼女の考えた精一杯の恩返しなのだろう。  僕がナユリのそん

¬ PERFECT World 6話

5話 6話 あれから10日程が経った。  タイチは未だ目を覚まさずにいる。 ナユリはあの後熱が引き、一見何もなさそうな顔をして過ごしている。  ルーシアはタイチの寝ている部屋にいた。 葛藤し苦悩の表情でタイチの顔をずっと見ている。 わざわざそんな苦しむことないのにと、誰もが思う。  ケンはしばらく部屋の前をうろうろと歩き回り、意を決して何十回目かの声掛けを試みる。 「ルーシア。たまには外にでよう。見張りなら俺がするから」 「ありがとう。でも、もうちょっとここにいる」

¬ PERFECT World 4話

3話 4話 さわやかな夕方の風。  相対して話すのは、懐かしさはなく、痛々しさだけが残っている記憶。    私は、10歳の時に両親と出かけた際に人さらいに遭ったんだ。  研究所に連れられた頃、当然の事ながらずっと家に帰りたいと思っていた。  そんな自分を、そして同じ境遇の子供たちを変えたのはヴィリエだった。  ヴィリエはパーフェクト実験の研究員の一人だけど、連れて来られた子供たちの心を一番に考えていたんだ。 私は・・・ヴィリエが、好きよ。  不安になったり寂

¬ PERFECT World 3話

2話 3話 ルーシアが来てから1ヶ月が過ぎようとしていた。  ケンを始めとして出会った子供達は、全員この村の商店や役場の重役の子供達だった。  商人の村であるこの村の学校はまず、全員に読み書きと算数、コミュニケーションスキルを学ばせる。 10代半ば頃からは専門職への道がそれぞれに拓かれる。  専門職は大まかに分けると、技術専門職と経営専門職。 職種によっては技術も経営も学ぶ必要があるので、専門職の学校ではあらゆる年齢の学生が日々学んでいる。  ルーシアは村長のお墨

¬ PERFECT World 2話

1話 2話 爆発はまだ続いている。ここは砂漠。  見渡す限り砂の地に唯一建っていた建物が、今は瓦礫の山と化していた。瓦礫にまとわりつくように濃い瘴気が漂っている。 爆発が起こった時に建物中にあった化学薬品等が混ざってしまったようだ。  崩れた瓦礫が屋根の様に重なった陰で、少女が、抱えていた白衣の男を横たわらせた。 「死ぬのね、あなたも」 男の傍に少女が跪く。 男の体は血にまみれ、死が迫っていた。  爆音の間から再び悲鳴が聞こえた。爆発と毒ガスから逃れられた者も、襲

「¬ PERFECT World」1話 本日投稿しました。 お付き合い頂ければ幸いです。 蛇足ですが、スマホでご覧の場合 後半、速いスクロールは厳禁❌です🙅 じっくりお読みください😊 https://note.com/fair_hawk393/n/ne89f6a1e4464

¬ PERFECT World 1話

【あらすじ】 1話  太陽が高く輝く砂漠の中、二人の女性が座っている。 黒髪の女性は涙を流し、もう一人はその女性に寄り添っていた。  泣いている女性の手には紙の束。 その束を抱きしめ直した女性は、ふと、鞄の中に置いていた古びた日記に目をやった。 その日記を手に取り、最初のページから読み始める。 【砂漠の孤島からの脱出は意外と簡単だ。問題は砂漠の中をどうやって生き延びるかにある。  研究に研究を重ね、私財を投じ完成させたパーフェクトはAの理想に近すぎ、私の理想からは離

におわせ?

最初に 創作大賞2024 エッセイ部門に 二作品エントリーしています。よろしければお読みください。 ●お昼ご飯はゆうべのカレー ●能登半島地震、その時 〜経験者・避難先の地域として・爪痕〜 ちょいとね におわせ(⋈◍>◡<◍)。✧♡ いや自分でハードル上げてどうする😅 単純に、過去に作ったものの、供養みたいなもん。 とは言え今読み返したら恥ずかしいところは手をいれるけど。 だから つぶやきだけの日も出てくるかも。 息抜きで日常の記事も書くかもだけど。 あと

人生とは木のようなもの

人生とは木のようなもの。 人の一生とは木の様に幹と枝に分かれている。 その木のてっぺんがその人の終着点、寿命だと思ってる。 幹がその方の本来の運命。 でも進むたびに幹と枝の二つが目の前に現れる。 選択を迫られる。 間違って枝の方を選ぶことも有る。 でも枝は間違った選択肢。 枝の先まで行ったとき挫折を味わい、また幹の方に戻ってしまう。 無駄に過ごした時間がその後の幹と枝を大きく変える。 幹の高さは変わらないけど、それまで選択できた枝が少なくなっていることに。

VTuberを人生の「伴侶」とする35歳男性

「それでも生きていく」という本を出版致しました! よろしければどうぞ!朝から晩まで「彼女」と共に過ごしている。 朝彼女のXを見る、いいねか少し自分に元気があったらリプをする。  特に休日は昼から、平日は夜から彼女の配信は始まる。  彼女は長時間のRPGゲームを行うことが多いから、5時間配信何てザラだ。  しかも最近は僕の一番好きな「アークザラッドⅡ」をプレイしているから猶更幸せだ。  夜寝る前は彼女は26時まで、耳かきやヘッドマッサージまで行うASMRをイヤホンで聴いて、本当

宝石を餞に

Attention(※此の物語はフィクションです。実在の人物とは 何の関係も有りません。と言えば少し嘘に なりますが、少なくとも京都に来た事以外は全て フィクションとなります。後、家庭の文化に則り、 “ママ”と呼んでおります。何せ日中ハーフなので。 他の人に「文化では無いから」と言う様な些細な 理由で各々の呼称を貶す事を禁じます。) 本編知り過ぎない方が良い、なんて事も有る。 そう思ってはいたが。 “知って得する事”なんて物が有るんだな。 今日はママと弟と買い物に出掛け