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ソウル③[2023.8.30]

韓国一人旅、3日目。旅行先のホテルは家ほど寝られないものだが、異国の地で朝から晩まで活動したせいか、昨日はぐっすり眠れた。

せっかくだし、朝ごはんは外で食べよう。ということで気になったのがTOUR Les JOURSというお店。韓国のベーカリーフランチャイズらしい。どおりで日本では見かけない。

サンドとホットコーヒーで朝からQOLが上がる。すごく美味しい。こういうサンドは日本のベーカリーではあまり見かけない気がする。耳なしのサンドイッチが多い印象。そんなにベーカリーには行かないけど、、

朝からご機嫌で駅へ。通勤の時間ということで、めちゃくちゃ人がいる。実際に電車の中もぎゅうぎゅうだ。隣の人にぶつからないように、必死でバランスをとる。

乗り換えの一駅前で間違えて降りてしまったことは内緒だが、乙支路3街で乗り換え、景福宮で降りる。今日の観光は景福宮からだ!

結構観光客が多いのかと思いきや、まだ朝早いこともあってそんなに駅からの道は混んでいない。駅を出るとすぐに景福宮が見えている。中に入ってみよう。

後ろの山が宮殿の渋さを引き立てている。景福宮は王が住む宮殿の中で最高位を与えられた宮殿である。朝鮮出兵で全焼するも、大院君の主導で19世紀に再建。しかしながら、日本植民地時代に大部分が取り壊されてしまったようだ。復元事業は90年代に始まったばかり(!)で、実はいまも修復中。

建物は仏教流なのだろうか?李氏朝鮮は儒教がベースのはずだが、そのあたりの関係がわからない。日本では見ない色を使っているが、各殿の構造は日本の寺と非常に似ているのではないだろうか。斗組の装飾が日本と違う?日本はここまで装飾が多くない。

日本の寺院だと装飾品は木で掘られているイメージがあるが、韓国の王宮は絵で装飾している。この辺りも気になる。

景福宮、かなり広かったです。さすが最高位の宮殿。再び入口あたりに戻ると、すでにかなりの観光客で賑わっている。伝統衣装の貸出があるようで、みんなパシャパシャと写真をとっている。

景福宮を出てすぐの古宮博物館も訪れてみた。もちろんここも無料。

李氏朝鮮の歴代王の系図。かっこいいね。

お腹が空いてきたので、安国に戻って昼ごはんにしよう。今日こそ、一人前の昼ごはんを食べると心に誓う。

安国駅周辺は観光客で賑わっていた。細い路地に入るとお店が次々と並んでいる。ときおり日本語で料理名を書いている店がある。つい日本語に惹かれて、チヂミが食べられる店に入った。

 

美味しそう!キムチとか海苔とか卵焼きがついていて、自分でトッピングするようだ。ただ、周りはやはり2人以上で料理をつついていて、一人でチヂミを食べている人はいない。たしかに、サイズ的には一人で食べるには大きい。僕はまたミスったようだ。でも美味しかったから良しとしよう!

昼ごはんのあとは昌徳宮へ。ここは景福宮の離宮として建てられ、97年には世界遺産に登録されている。

こんな感じ。景福宮と似た感じだと思う。

王の住居。柱の装飾が不思議な感じを醸している。
ソウルはこの日も雨。建物の下で雨宿りしている人が散見された。

昌徳宮は昌慶宮と隣接していて、そちらも無料で入れた。まあ敷地の広大なこと。出口のない大きな公園に迷い込んだかのよう。こちらは散歩メインにしておいた。

昌慶宮の中をぐるぐるして、昌徳宮の入口に戻ってきた。朝からいろいろ宮殿を見てきたけど、技術面で言えば日本の寺社のほうが優れている気がする。柱に彫刻があるかどうかでしか判断してないけれど、日本の場合はそれが立体感を演出しているのだと気付かされた。批判をするつもりはないけれど、どうもこちらの装飾は平べったい印象を覚えてしまう。

さて、この辺りは北村といって観光地がたくさんあるようなので、あたりを散策してみよう。続きは次のノートで。


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