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ソウル②[2023.8.29]

さて、光化門駅のスターバックスで小休憩を挟んだあと、目的地の慶熙宮に向かった。地図を確認すると、午前に訪れたソウル歴史博物館のもう少し奥にあるみたいだ。朝は気づかなかった。

敷地内に入ると、慶熙宮はひっそりと佇んでいた。

人が少ないからなのか、何なのか、寂しささえ感じる。この慶熙宮は17世紀に建設が始まり、王の住居として使われた。日本植民地時代にその多くが取り壊され、今や本来の姿はほとんど見られない。昌徳宮と昌慶宮が都城の東側にあることから東闕と呼ぶのに対し、慶熙宮を西闕と呼ぶ。

慶熙宮が寂しく感じるのはなんだか日本の侵攻のせいのような気がする。一通り中を見て回り、再び駅に向かった。

新村までは乗換案内を使わずに戻ることができた。ここの地下鉄は路線が色分けされているので分かりやすい。駅を出て、ホテルを探すためにスマホをグローバルWiFiに再接続しようとしたのだが、繋がらない。困ったことだが、自力で探すことにしよう。

ホテルが立ち並ぶ路地に入ること10分弱で、奇跡的にホテルの看板を見つけられた。すぐに見つかったから良かったものの、異国の地でホテルが見つからないとなるとなかなか辛いものがある。

というわけでチェックイン。ホテルの人はとても親切で、部屋の使い方から近くのコンビニ、駅の行き方まで教えてくれた。

18時前。1日はまだ長い!ということで、荷物を置いて再び新村駅へ。市庁で乗り換えるルートか、孔徳で乗り換えるルートか、どちらで行ったのか覚えていないが、とにかくソウル駅に到着。

駅前はワイワイガヤガヤしている。賑わいが感じられる一方、ホームレスも散見される。韓国の暗い面が覗く場所でもある。駅周辺は遊歩道ができていて、ソウルの夜景を楽しむことができる。アクリルボード越しなので画質は悪いけど。

遊歩道を往復すると、良い感じにお腹が空いてきた。昼の経験から、とにかく一人で入れる店にしようと思っていたので、あまり挑戦はせず駅構内で店を探した。

いいですね、一人前は(笑)。一人で食べ切れる量であることにホッとする。周りはサラリーマンとか大学生とかが多そうだ。韓国の箸は薄いステンレスでできている。初めは箸かどうかさえ疑っていたが、周りを見るとどうやら箸という認識で間違いないようだ。疲れた体にキムチが染みる。ゆっくり味わって、店を出た。

朝から1日中いろいろ見て回ったことだし、ホテルに戻ろう。朝一に弘大入口のコインロッカーに預けた荷物を回収し、再び新村駅に降り立った。

夜だけど、新村に夜という概念はなさそうだ。店という店が煌々と光を放ち、道路は若者で溢れている。さすがにもう今日はこれ以上見て回る元気はない。コンビニで水だけ買い、ホテルに戻った。

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