守備の大切さ

えー皆さんおはようございます。いかがお過ごしでしょうか。最近はオンライン授業になったせいで爆発的に増えた課題に追われています。このことを言い訳にするというわけではありませんが更新出来ずにすみません。

さて今回何について書くのかというと守備についてです。と言っても具体的な方法について書くのではなく守備が大事という言わば心構え的なものです。この記事を書くきっかけになったのは、現リバプール監督のユルゲン・クロップの影響です。僕はこの監督のことが大好きで現在彼に関する書籍を読んでいます。

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※この本はクロップのエピソードやサッカー哲学、人間性などに触れていて、読んでいて全然飽きません。かなりおすすめです。

この本以外のサッカー雑誌でも彼に関する記事は多くあり、数々の記事を読んできました。その中で気づいたことがあります。

「クロップってめちゃめちゃ守備大事にするやん」

分かりやすい例を挙げると、『フットボール戦術批評"クロップ魔法陣"の全貌』では、彼が確立した新たな「コンパクトなブロック」が紹介されています。他にも彼が選手時代に最後に過ごし、引退後即監督に就任したマインツでは、4-4-2のゾーンディフェンスを実践していました(マインツに関しては以前から4-4-2のゾーンディフェンスをやっていたというチームなのでクロップはそれを引き継いだと表現した方が近いかもしれません。ですがマインツでのゾーンディフェンスの経験はクロップの土台となっていると僕は思います)。

彼が守備を大事にするということはデータにも表れています。

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これはドルトムント、リバプールの歴代失点数、順位をまとめたものです(リバプールはロジャース政権の時のデータを、ドルトムントはクロップ以前は頻繁に監督が変わっていたので、前任者2人のシーズンのデータを比較対象として載せています)。これを見てみるとクロップ就任以降、両チーム失点数が減少していることが理解できます。リバプールはクロップが就任してから年々失点数が減っています。ドルトムントでも40失点を喫するシーズンもありますが、それでも60失点するような大崩れしたシーズンは少ないです。以上のことからクロップは守備をとても大切にする監督だということがわかると思います。

Jリーグでも守備の大切さを象徴するようなシーズンがありました。2012年シーズンでガンバ大阪は67得点を記録し、そのシーズンで最も多くの得点を記録したチームです。しかし守備は安定していなかったのかリーグワースト2位の65失点を記録し、順位も17位でチーム史上初のJ2降格となりました。

これらのことから守備はサッカーの1番下の土台、すなわち守備のできないチームは良い結果など残さないということがわかったと思います(シメオネも同じこと言ってましたね)。守備の方法は色々あるとは思いますが、監督それぞれが自身の哲学に基づいた守備をチームに落とし込み、失点をしないようなチームづくりをしていく必要があるなとこの記事を書いていて再認識しました(失点しなければ負けることはないですからね)。

今回はここまでです。最後までご覧頂きありがとうございました。


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