【洋画】「アミューズメント・パーク」

ゾンビ映画の第一人者、ジョージ・A・ロメロが、1973年に監督した小作品「アミューズメント・パーク(The Amusement Park)」(アメリカ)。Amazonプライムにて。

「あなたもいつかは老いる」ということで、遊園地に独りで入った老人が、次々と邪魔者扱いされ、邪険にされて、ボロボロになってしまうという、老人虐待の、ある意味で胸糞映画だった。

まさかロメロがこんなフィルムを撮ってたなんて。調べると、最初は、教会の依頼で、高齢者の現状を訴える教育映画として制作されたらしいが、そこはやっぱりロメロ、上映を禁止される胸糞映画になってしまった。

長らく封印作品となっていたが、2000年に入って発見されたという。

始まりと終わりを観ると、老人が不思議な世界に迷い込んだみたいだが、動作も判断力も決断力も、全てが鈍くなった高齢の彼が、普通に動く人々の間で、どんどん周囲との軋轢を生んで傷付いていく。

「やだやだ、こんな老人にはなりたくねえな」と思ってると…。


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。