【古典映画】「戦場よさらば」

1932年のアメリカ古典映画「戦場よさらば(A Farewell to Arms )」(フランク・ボーゼイギ監督)。

ゲイリー・クーパーとヘレン・ヘイズが出演。

ヘミングウェイの小説「武器よさらば」が原作だけど、公開当時の日本(大日本帝国)ではタイトルが不適切として変えられたという。

第一次大戦のお話。
イタリア軍に従軍してたアメリカ人のヘンリーが、野戦病院の未亡人看護師キャサリンと出会い、お互いに惹かれあって激しく愛し合うものの、戦時中という状況が2人を割いてしまい、キャサリンはヘンリーの子を身籠るけど絶望して、子どもと共にヘンリーの腕の中で死んでしまい、ちょうど戦争が終わるという悲恋の物語だ。

昔っから、戦争を材料にこういう悲劇の物語の映画はたくさん作られたのだろうなぁ。この映画はアカデミー賞各賞を受賞してるから大衆ウケしたのだろうけど、すぐに第二次大戦が没発してるからねぇ。

ラスト、キャサリンが死ぬまでにヘンリーとのやり取りが長くてドラマチックでロマンチックで涙を誘ったのだろうけど、そんなワケね〜よ、と笑っちまう俺は現代人だなぁ。

この頃の女優さんって、真っ白に塗りたくった不気味な厚化粧に見えるね。

そうだ、酒場で飲み過ぎたヘンリーが、空襲で飛び込んだ防空壕で、酒場の女と間違えて、偶然防空壕にいたキャサリンの美しい足にキスをする場面は、なんかエロチックでgood。


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。