【邦画】「シン・ウルトラマン」

庵野秀明氏による国民的特撮キャラ、ウルトラマンの私物化「シン・ウルトラマン」(2022年、樋口真嗣監督)をAmazonプライムで。

前に「シン・ゴジラ」を観たからね。

エヴァから続く「シン・〜」を冠としたシリーズ全部一緒やんか。

「禍威獣(カイジュウ)」対策に取り組む「禍特対(科学特捜隊)」の5人の精鋭たちや自衛隊、防災庁のメンバーら、揃いも揃って、皆さん、仕事がデキる方々。

緊張感を持って澱みなく専門用語を喋り、素早くPCのキーを叩き、パッパッと踵を返して迅速に行動し、全てデータの上で善悪を判断する…ような。疲れるよねー。俺は苦手だ。

そいで、もちろんオリジナルのウルトラマンをベースにしてるのだが、ザラブ星人もメフィラス星人も、俺が好きだったゼットン(外星人の最終兵器となってる)も、ゾフィーぢゃないゾーフィも、やっぱり庵野風。

手脚が細くて長くて、エヴァに出てくる使徒に似てるし。

それはいいのだが、二十一世紀風にしたとはいえ、どうしても設定にムリがあるし、強引に押し切ったようで、全てが中途半端に思えて、ストーリーもクソつまんねぇな。カラータイマーがないとかそんなことはどーでもいいよ。

ゾーフィが言うが、
「そんなに人間が好きになったのか?人間になることは死を受け入れることだ」…、庵野風の人間讃歌を盛り込んだのか。

オリジナルを知らない世代が多いだろうから、シン・ウルトラマンも受け入れられるだろうね。「シン・仮面ライダー」はどうかな?


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。