「死ぬまでに観たい映画1001本」

ネコ・パブから、こんな分厚い本が出てたとは…。

こういうカタログ的な本は、資料としても手元に置いときたいから、図書館で借りても、結局、買っちゃうんだよね。でも、Amazonでマトモに売ってねえ!

昔、映画生誕100年の年(確か1995年)に、1日1本の割合で、年間350本くらい観まくったことがあった。当時はvideoが多かったけど、無印良品のノートに丁寧に鑑賞記を書いてた。

本には、1902年(「月世界旅行」)から2018年(「ブラック・クランズマン」)までに公開された映画から1001本を選んで掲載している。なんで1000本じゃなく1001本なんだろ?

ペラペラ本をめくってると、また、これから2年くらいかけて、1000本でも観てやろうかと燃えてくる。

映画の魅力は、人間の活動の全てが追体験できることだ。表でも裏でも闇でも、善行でも犯罪でも、人間が関わることなら全てがだ。

本もそうだけど、時間がかかる場合がある。

映画はたった数時間で体験することが可能だ。

だから、最新のAIを使ってヒットを狙ったような完璧なハリウッド映画よりも、不完全で低予算でエクスプロイテーションでクソ・クズあっても、人間臭い監督の情熱がヒシヒシと感じることができる映画が好きだ。

映像として表現することで、かろうじて社会と接点を持ってるようなガイキチ監督が創った映画が良い。もう今は見当たらないけど。現代は現代で、時代に合った新たな表現の映画があると思うけどね。

もう中年だし、時間がもったいないので、質の良い(俺にとって)映画ばかりを観たいけど、質の良い映画に当たるには、やっぱり、ある程度、量をこなさなければならないだろう。そういう意味では、こういう指針となるような本はありがたいね。ペラペラめくってても飽きない。


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。