「塀の中の少年たち」

昨年のFBより。

図書館の新入荷コーナーで目に止まって読んでみた。
鬼畜未成年犯罪はあまり興味ないけどね。
米のサムの息子から酒鬼薔薇、コンクリート詰め殺人、栃木リンチ殺人、小松川高校殺人、少女の殺人…etc、そして、少年院・刑務所のドキュメントと、諸々の寄せ集めで散漫な感じ。筆者の取材も全部過去だし。

酒鬼薔薇で思い出すのは、当時、亡くなった会社の先輩が、俺に「犯人はお前じゃないだろうな?」とマジで聞いてきたことだ(笑)。「多分近所の中高生じゃないっすか」と返したけど当たったね。で、例の「絶歌」も、元少年Aという名に逃げた失敗作と断じてるが、殺人という肝心な知りたいことが記されてなかったのでそうかもね。

鬼畜未成年は、矯正よりも医療に重点が置かれ、いろんな病名がつけられていく。殺人を起こす奴なんて病気でモンスターに違いないというように。親が手塩にかけて育てても、道を外れてしまうのが人間である。不良が生まれる環境でも真っ当に生きてるヤツもいれば、何不自由なく育っても殺人に手を染めてしまうヤツもいるのだ。鬼畜未成年も何も特別なモンスターではない。やったことには腹立ってくるけど。
人間が殺人を犯すブラックホールに陥ってしまうきっかけ、瞬間って何が原因なんだろう。フツー、あいつ殺してえ!と思うことはある。ない方がオカシイ。しかし、それを実践してしまうココロの闇はどうやって芽生えるのだろうか。例えば、コンクリート詰め殺人は父親不在とコミュニケーション不全の環境があるというけど。

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脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。