【映画】「ドグラ・マグラ」

昭和初期の探偵小説家・夢野久作の代表的な奇書「ドグラ・マグラ」は、確か大学生の頃、角川文庫の上下巻で読んだ。

「本書を読破した者は、必ず一度は精神に異常を来たす」と評されたように、擬音が多い文字の洪水の中で、わずかながら筋立てがわかるような狂った難解な小説で、読むことがめっちゃ苦痛だったことは覚えてる。

精神病院の独房にいる「私」が自分の記憶を取り戻していく中で、いくつかの殺人事件に関わってることも判明していくといった内容だった。

チャカポコチャカポコ…ああア――アア――あああなんて。

北村昌史のYBO2を聴いて、再度読もうと思ったけど、止めたっけ。

この映画は、近未来の宇宙ステーションを舞台にして、登場人物など実写じゃなくCGアニメーション化した2012年公開の約1時間の小品。

監督・脚本は奇志戒聖。

「ドグラ・マグラ」が宇宙船(精神病院)となってて、そこにモヨ子、若林、政府の特務機関の男らが乗り込んで、凶悪殺人事件を起こした狂人の謎を解くみたいな流れ。ストーリーよりもCGで作ったキャラが気持ち悪いくらいで、おどろおどろしくもなんともなくて全然面白くもなかった。残念。

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脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。