【洋画】「アラン・ドロンのゾロ」
懐かしく観たぜ、「アラン・ドロンのゾロ(Zorro)」(1975年、伊・仏、ドゥッチョ・テッサリ監督)。Amazonプライムにて。
ガキの頃、ロードショーか何かで興奮して観たのを覚えてる。この頃のアラン・ドロン、シブくてめっちゃカッコいいなぁ。
「私はこの地に正義を取り戻したい」…。
スペイン領だったメキシコの、ある地方の総督となるはずの旧友が殺されたことで、その意思を継ぐことになった剣の達人、ディエゴ。
彼は旧友の名を借りて、ウェルタ大佐が率いるスペイン軍が支配する地に赴任する。
ウェルタ大佐は、貧しい農民たちから搾取して圧政を敷いていた。
ディエゴは、従者と協力し、表向きには気の小さい無能な総督を演じて、裏では“正義の賊”「ゾロ」となって、非道なことを行うスペイン軍の悪漢を退治するのだった。
さすがはアナキズムを生んだスペイン、ゾロが全てを解決するのではなく、ゾロがキッカケとなって搾取されてた民衆が立ち上がって革命を起こすのだ。
ラストの、聖堂をいっぱい使っての、ウェルタ大佐との激しい闘いをはじめ、スペイン軍兵士を手玉に取るような、ゾロのフェンシング他のテクニックは、目が離せない程の面白さに満ちている。
アラン・ドロンが、カッコいいゾロと、いつも怯えてるマヌケな総督を演じ分けているのも面白い。
ゾロが現れた時の軽快なテーマ曲がまた良し。ウェルタ大佐の、いかにも悪役然とした憎たらしい顔もイイね。
ヒロインも一際美人で、ユーモアもあるマンガ的勧善懲悪の大活劇ロマンといったところか。
脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。