【映画】「悪魔の棲む家」

たくさんの続編、リメイクが作られたホラーの古典「悪魔の棲む家(The Amityville Horror)」(1979・米、スチュアート・ローゼンバーグ監督)。

前に観たかも。

一家惨殺事件が起きた大邸宅を、格安だからと買い取った若夫婦と子供たちに、次々と屋敷の地下に住みつく悪魔が襲うという流れで、今でいう“事故物件””訳あり物件“で起きる怪奇現象ってことだ。

前に住んでた一家の長男が「家が家族を殺すよう命じた」ということで、夜中の3時15分にライフルで次々と家族を射殺して回ったのだが、精神の病気だとすれば“統合失調症”だろうな。

若夫婦の夫のジョージが体調を崩して、だんだん、事件を起こした長男にクリソツの顔つきになってくる。

公開当時、「エクソシスト」のホラー、オカルトブームもあって、それに便乗して原作本もこの映画も大ヒットした。確かに、神父や修道女も出て来て、雰囲気はエクソシストっぽいね。神父さん、めっちゃ弱いけど(笑)。

しかし、2時間弱とは冗長で長すぎるよ。結局、悪魔が来た時に出て来るハエや地下の悪魔の正体もハッキリとしないし。不満が残るね。まだ80分くらいにリズム良くコンパクトにまとめた方が良かったのではないか。

原作は、ジェイ・アンソンの「アミティヴィルの恐怖」。実話のノンフィクションという触れ込みだったけど、いろいろと調査すると、売らんがための捏造も多数あったらしい。一家惨殺事件は事実だけど。

70年代のオカルトブームは、マスコミによる嘘、捏造がほとんどを占める。ガキの自分もすっかり騙されて楽しんだけど。

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脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。