「類型的なものは好きじゃないんですよ」

地元の図書館で見つけたデコちゃん(高峰秀子)の随筆集。

“型にはまっていて、個性や特色が見られない“ものは好きになれないなんて、相変わらずカッチョエエなぁ。

夫と飛び上がってる表紙の写真、よく撮ったね。

虚無感とユーモアが溢れる、いつものデコちゃん節炸裂で読んでて気持ちが良い。

「映画のセリフは全部暗記する、どこから撮るかわからないから。自分のシーンだけ覚えても、前後の関係がわかんなきゃ、声の出し方も、どのような心理状態かもわからない。ですから、全部予定を立てちゃう、一人で。脚本を受け取ると、はじめ3回か4回か、ただ読む。何回も繰り返し読んで、演じる人の性格を作っていくわけです」

己が良しとする精神を死ぬまで持ち続けたデコちゃんでした。


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。