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「うわさとは何か」

一気に読了。

今の時代、単なる噂やデマ、流言かどうかは、ネット検索などで大体わかる。ただ、間違いかもしれないが、もしもの時の念のために、例えば、買いだめ、買い控えなど、同じ行動に大多数が走るのだ。で、結果、風評被害などの大きな損失を生む。情報が隅々まで行き渡った時代なので、昔の朝鮮人虐殺みたいな、トンデモない事態には陥ることはないと思うが。

噂は事実であるかどうかはあまり重要ではないらしい。社会のコミュニケーションの材料の一つなのだ。例えば災害時のデマは、トンデモなくメーワクであることは間違いないけど、先行き不透明の不安な中で、良かれと思って情報を拡散し、ある意味、不安を共有することで溜飲を下げるみたいな役割もあるかもしれないね。

人から人への口コミ、おしゃべりが、ネットになってきたため、責任もなく書きっぱなし、流しっぱなしで、時には炎上し収束しても、何かのきっかけで再び浮上してくることもある。ネットの情報は、匿名で身体性が欠如した(話す人の表情を見てるわけでもないため)ものであるため、字面そのままに認識理解されていく。誤解があってもだ。ネットで情報が流通することは、取捨選択が簡単なため、摂取が先鋭化し、排外も容易で、情報に対する平等な判断を難しくする一面もあるという。

当たり屋のクルマのナンバーのリスト、飛行機での白人女性と黒人、スチュワーデスのやり取り、子供の皮膚の下での巻き貝の孵化が、単なる噂とは知らんかった。

死体洗い・プールに沈めるバイト、不幸・幸福の手紙、笹塚で天皇を見た、人面犬、ダルマ女子大生、外国人レイプ犯、官邸の幽霊、口裂け女、ドラえもんとサザエさんの最終回など懐かしい。やはり噂は社会の動きと無縁ではない。

脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。