【邦画】「ゴルゴ13」

高倉健主演の1973年のイランとの合作映画「ゴルゴ13」(佐藤純彌監督)。

確かに、ゴルゴのモデルは健さんだが、やっぱりイメージが違うねぇ。

健さん以外はオール・イラン人の、オール・イランロケ。

原作者はこの映画を認めてないようだ。

原作より、細身の人間味のある無敵ではないデューク東郷だな。

中近東にいる巨大な犯罪組織のボス、マックス・ボアを捕まえようと、秘密警察の捜査員がボアに近付くものの、次々とボアの手下に殺されていた。そこで警察部長がゴルゴ13に暗殺を依頼するというお話だ。

当時のイラン政府全面協力というけれど、けっこう失敗しまくりな漫画の実写化で、ある意味、貴重かもしれないが、どうしても漫画のゴルゴを考えてしまうので、健さんはじめ周りのイラン人演者がイタ過ぎるとしか思えない。

ゴルゴに近付く女捜査員(ちょっとオバさん)を抱くシーンも、ダンディな男のロマンシズムぢゃなく、ギャグだよ、ギャグ。健さんカワイソウ。

半裸で吊るされてムチで打たれるシーンは、スリムな肉体はストイックでカッチョエエけど、何かズレてるんだよなぁ。

残念だが、海外ロケをやった“ヤクザ映画”って感じだ。

舘ひろしが声をやったアニメの方が安心して見てられるね。


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。