【映画】「奇人たちの晩餐会」

1998年の仏コメディ「奇人たちの晩餐会(The Dinner Game)」(フランシス・ヴェベール監督)。コレは面白かった。

バカを招待して仲間で笑い物にする晩餐会を定期的に開いてる成金の出版社社長の男ブロシャン。
マッチ棒の工作が趣味の、税務局勤めのチビデブの中年男ピニョンを見つけて招待するが、晩餐会当日、ゴルフでギックリ腰になって動けなくなってしまう。
ピニョンを家に招いていたプロシャンは、ピニョンの助けを借りることになるが…。

バカを描くのでも、バカをバカにするのを描くのでも、フランス映画らしく、お洒落に、センス良く、言葉の応酬で表現しており、アメリカ映画みたくイヤミにならない。

次から次へと予期せぬトラブルが起きて、テンポ良く展開されるストーリーが小気味イイ。観てる俺もずっと笑っぱなしだったよ。

ユーモアいっぱいに品良くバカを笑い物にすることが一番イイね。

バカの立場が逆転したりもするが、ラストは、皮肉な話で、自分のバカを悟ったピニョンの機転にプロシャンは助けられるが、一転、ピニョンのバカっぷりに全てが振り出しに戻ってしまう。やっぱりバカはバカ。

愛すべきバカが、最後まで笑わせてくれるステキな小品だった。

俺はこれまで、コイツは真のバカだな、と思ったヤツは1人だけいたなぁ。自分のことは置いといて。

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脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。