「ムーミンとトーベ・ヤンソン」

ガキの頃、TVで見てた岸田今日子さんの「ムーミン」だが、思えば、何か引き込まれる不思議な作品であったような気がしてる。確か封印作品もあったよね?とにかく日本では、原作者も不満だったという、原作とはちょっと違う独自のキャラクターとして大ヒットしたらしい。

生みの親トーベ・ヤンソン女史は、元々フィンランドの画家で、難しい性格で(多分)、自分の家族に大きな不満を持って、最終的には男性を好まないLGBTQでもあり、ムーミン(トロール)は、イギリスの新聞に16年間も連載した漫画が大ヒットして、海外に広まったのだ。

1930年代に、トーベが弟とケンカした後に、ノートに不満を書いて、鼻が長くて腕と耳のない不機嫌な醜い生物?を描いたことから始まる。「自由とは最高のことなのです」という言葉を添えて。

トーベは、第二次大戦中、ヒトラーとスターリンを揶揄する政治風刺挿絵も残している。

家族を中心にモデルとしたムーミンの物語は、「子供だけが対象ではない、いわゆる文化的に成熟した私たちの生き方をも皮肉る」漫画であった。

そういえば、ムーミンの世界って、宮崎駿が作る世界と似てないことはないね。


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。