【古典洋画】「ディメンシャ13」

フランシス・フォード・コッポラ監督の、1963年の作品「ディメンシャ13(DEMENTIA13)」(アメリカ)がAmazonプライムで観れた。

B級映画の帝王、ロジャー・コーマンの制作で、まだ無名時代のコッポラ24歳がメガホンを取った劇場デビュー作らしい。

古城を舞台としたホラー風ドラマで、サスペンス・スリラーに、ヒッチコックの「サイコ」の設定を合わせた感じで、なかなか楽しめた。

低予算ながら、古城における異常心理による殺人という、いかにもの、アメリカよりも幻想的な英国産ゴシック趣味だけど、人物それぞれに肉薄する演出は、後に巨匠となる萌芽が見える、かな?

脚本はヒッチコックでありながら、演出は、初期のポランスキーに近いかも。

やはり、最初は、自分が影響を受けた監督のマネから全てが始まるのだ。


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。