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病院でのリハビリ開始

リハビリブログの再掲です。


さて、

最初の地震から2週間が過ぎた…

早いのぉー。

それしても余震が1000回超えたらしい…
1000回って…

ここ菊池市泗水町は、まだ1日2~3回、

小さいけどグラッと揺れる。


夜中なんか、チョービビって飛び起きるけど、


まあ落ち着いてきたんじゃないか。

揺れに慣れてきた、っていったらへんだけど。

ニンゲン、どんな状況にも順応できる生き物なんだなあ、
ってつくづく実感…


倒れた家の周りの壁は業者に処理してもらい、

家に入ったクラックは、地震保険で何とかなりそう。


わたしが入院してた病院は被害が大きくて、


患者は福岡の病院に転院させられたらしい。

まだ完全回復まで時間がかかるんだって。

同じ元入院患者として、こころが痛みます。

いろいろ、つらかっただろうなあ。

それにしても、
つくづく片麻痺は、地震というか天災に弱いね。あー情けない。


いざという時す早く動けないし、

ビビって身体がこわばる。血圧も上がる。んでもってさらにパニくる。


使えねえー。


なにより、
大切な人も守れねえー。

べつにセイギのミカタをきどってるわけじゃないけど、

これ、けっこうつらい。

もっともっと動けるようにならんと!

よっしゃ、こうなったら
いよいよB段階ヴァージョン3.8リハビリ作戦(?)開始だー!

と決意。


ここでふとギモンが。


そもそも、俺はどうして倒れたんだっけ?
脳出血になったのか?


病院でドクターに聞いたこともなかった。

そういや昔から高血圧ではあった。


たまに病院なんかで測ると、決まって「高いですね~」とよく言われたもんだ。

しかし、高血圧は「個性」みたいなもんで(??)、

血のめぐりが速いくらいにしか考えてなかった。

何じゃそりゃ、どーいう理屈だよ、ってツッコミ、ありがとうございます。

バカでしょ。

そう、バカなんです。

性格もあると思う(←急にいいわけ)


tattooやピアスの見た目と違って、

じつは、気が小さいしビビり。


人の目を気にして、すぐキンチョーする。


知らない世界に恐れもせず飛び込むが、あとでスゲー後悔する。


多分これまでの人生で血圧跳ね上がることがいっぱいあったんじゃ…。

そうそう。

食い物では、塩辛いもの、味が濃ゆいものが大好き(だった)。

ボディビルに凝って、重いバーベル、ダンベルを持ち上げ、

身体を大きくするために毎日バカ食いで、

90キロまで体重を増やしたこともあった。(←デブ、ではないんですよ。いいわけじゃなくて)


倒れる直前まで滞在してたフィリピンでは、

一回、高血圧で3日ほど入院させられたことがある。

上が200を超え、下は100を超えてた。

強制的に血圧下げる注射を打たれて、
クスリを飲ませられて、
ボケッボケッとなった。


そーいえば、帰国してからは、クスリも飲まなくなってたなあ。

まあ、そんなこんなで血管が悲鳴をあげてたんだな、きっと。


そして、いつ切れてもおかしくない状況で、
ついにぷちっと鍋…となったわけだ。

つまりですな、
人生とはこういうものなんだね。
因果応報…

でも、まだ死ななかっただけラッキーと思わなきゃ。

後悔先に立たず。(T ^ T)
立つのはいつも、アソコだけ…

脳出血や脳梗塞は高齢者の病気で、

俺にはまだまだ関係ないものと勝手に思い込んでた。


お若いみなさんもそーなんじゃないですか?


これまでなんども片麻痺の人も見てきたけどさ、

遠い世界の人くらいにしか考えてなかったんだよね。


当然のごとく、苦労も気持ちもわからない。


ま、
なっちまったもんはしょうがない。
後悔先に立たず。立つのはいつもアソコだけ…(後悔しきり…)

これは神様のプランだ。受け入れなきゃ。

できることからやらなきゃ。


2年前、東京の病院から熊本の病院に転院して、
いよいよ、リハビリがスタートした。

じつは、最初の頃のことは、あんまり覚えてない。
覚えてないなかで、
薄い記憶をたどりつつ、そのときの様子をお話します。


午前中、7~8時に朝食。

ご飯にみそ汁、小鉢二つの粗食(失敬。でもさあ…)。

たまの納豆が楽しみ。

食ったらクスリ飲んで、洗面所で顔洗って歯を磨く。

洗面所はじいさんばあさんで混んでてイヤだったから、
よく時間をずらして行ってた。

9時には病棟の広い待合室で体操が始まる。(体操なんて高校以来?)

これもじいさんばあさんが多いから、

もう「やってらんねえ」と俺は参加しない。(←中坊なみの反抗)

ひとり反抗期の中、まったりしてると、

スタッフが病室に呼びに来て、
途中血圧測って、10時過ぎには車イスで個室に入る。

最初は

絵を見て答える、

数字を追う

そんなことをやったと思う。

カードに、お世辞にも上手いとは言えないいろんな絵が描いてあって、

それを一つ一つそれが何かを答えるのだ。

イヌ、ネコ、クルマ、汽車、家、洋服…といった感じ。


また、カードにランダムに数字があって、

声を出して1から順番に追っていく。


最初の担当の、OTだかSTだかの女の子の作業療法士さんが、

これまたカワイクてステキな人で、

時たま悟られないようにお顔、だけじゃなく

イヤラシク全身拝見しながら、

ええなあーとリラックス。

2~30分くらいのもんだが、

日曜日を除く毎日の午前中のこの時間がスゲー楽しみになった(笑)


リハビリ、上等!

この状況でまだまだこんな余裕のある自分にビックリ。

てか女の子ダイスキ!

そーいえば、病室の看護師さんも、ステキな人多かったな。


入れ替わり立ち代り、いろんな看護師さんが世話してくれるんだけど、

優しい人、元気な人、気遣いできる人、

さすがだね。

患者からすると、ホント、ありがたい。

まあ、中には、

粗雑な人、気遣いが出来ない人、そもそも合わない人(俺が勝手に思ってただけだけど)もいたけどね。

あと文字書く練習もしたような。

利き手だった右手は全く使えず、左手で書くのだが、

手が震えてグチャグチャとなってしまい、

ミミズが這ったような、とはまさにこれだろう。

で、カワイイ作業療法士さんが(←しつこい笑)、

俺の左手を握って押さえてくれるのだが、

それがホントにドキドキもの!

まるでアソコを握られてるような…

止めろ!止めろ!いや止めないで!いやそれじゃなくて!おまえだ!不謹慎なクソオヤジめ!何考えてる!神聖な病院のリハビリの場で!( ̄▽ ̄)


失礼いたしました。つい取り乱してしまい。
えー、……次に

最初に絵を見せられて、

今度はそれを隠して答えるという記憶力?の訓練。

リハビリの個室に、専用のカードやら本やらいっぱいあって、

作業療法士さんが決めるのかな?患者の回復の度合いを見て、選択して、
取り組むのだと思う。

麻痺した身体を動かす運動療法も始まった。


思い出し、思い出ししながら、書いていきます。
ではでは。

つづく

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脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。