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Webサイトのサイロ化について考えてみた


最近、リブランディングを行い、サイトがサイロ化になっているという課題がありました。では、なぜそのようなサイロ化は良くないのか、どのようなサイトがいいのか。などサイトについて少し考えてみたので、Noteにまとめてみました。

サイロ化とは

工業原料や農産物、資料などの各種物資の能率的な集配と貯蔵のため、バラバラに設置された容器

サイロ化とは、「バラバラになっている」というような意味で使われ、会社のサイロ化だと部署ごとに持っている情報が違い意思決定がスムーズにできない状況であったり、データのサイロ化やシステムのサイロ化の場合だとスムーズに実装できない、データを掛け合わせて見ることができない状態などあまり良くない状態に伝われるようなイメージがあります。

Webサイトにおけるサイロ化のデメリット

せっかくサイトへ流入したユーザーが特定のページだけをみて商品の良し悪しを判断するため、購入まで行かない可能性が高く、CVRの低下や回遊率の低下など売上に大きくダメージを与える可能性があると考えています。

そのため、Webサイトへ流入しても他の商品を知らずに離脱したり、口コミなどの利用者の声ページへいかず商品理解を深めることができず離脱する、質問事項があってもお問合せページへ辿り着く前に連絡を諦めるなどデメリットの方が多いと思っています。

サイロ化のメリット

一方、特定の条件においてサイロ化にもメリットがあると思っています。
具体的には、購入意欲が強いユーザーにとっては、他のページへ遷移する必要がないので、購入までスムーズに進むことができます。
そのため、アフィリエイトサイトやLPなどでは他ページへの遷移を防ぐことができるため、あえてサイロ化構造をとることで売り上げを上げれるのはメリットの1つだと考えています。

サイロ化を防ぐ方法

  1. Headerの充実
    PCの場合だとHeaderの部分が広いので、遷移してほしいリンクをHedaerに貼るなど充実することでいつでも他のページへ遷移させることができると思います。
    一方、SPの場合だとHeaderのスペースがないのでハンバーガーメニューなどでリンク先を充実する必要があると思います。

  2. 遷移後はそのページに戻れるようにする
    次のページへ遷移ができても、遷移先から元のページへ戻れない構成だとそのページから離脱される可能性があると考えます。そのため、次のページへ遷移されたら元のページへのリンクとそのページから次のページへ遷移できるように設計する必要がある思います。

  3. パンくずリストの設置
    サイロ化について考えるまではパンくずリストって必要なの?とかと思っていましたが、他のページへ遷移させたりユーザーが今どこにいるのか把握させるためにも設置させるのはとても重要だと思いました。

  4. 最初に意思決定の手助けになるサイトへのリンクを貼る
    ページは上から見られると思うので、技術の紹介ページなど見てほしいページからリンクを貼り最後にお問合せなど最後の最後に行ってほしいリンクを貼ることでユーザーに届けたい内容をまず届けることができると思いました。

  5. Topページ以外からユーザーが流入することを考える
    ユーザーが検索をしてもTopページから必ず入るとは限りません。そのためどのページにユーザーが入ったとしても伝えたいページへ遷移できるような構成を考える必要があると思います。

Webサイトで他にも考慮すべき点

  1. ファーストビュー(FV)を徹底的にこだわる
    FVでの離脱は9割と言われているようにFVには徹底的にこだわり尽くしていいと思っています。
    考えるべき変数は「画像」「メッセージ」「ヘッダー」だと思っています。
    画像は最適なユーザーが気を弾きこのページをみたいと思われるような画像の設定が必要です。
    メッセージは、そのメッセージをみてユーザーの行動を変えれる可能性があるユーザーに刺さる訴求文の設定が必要です。
    ヘッダーは、他にもこのページにはこのような要素を知れるページがあるので、ユーザーが知りたい情報が一目であると思わせるような構成作りが大事だと思います。

  2. 画像の最適化
    サイトが重い要因の1つにで画像が挙げられる。そのため、Webpなどサイト表示を少しでも早くできるような対策を行う必要がある

  3. CTAセクション
    設置する場所を考え、訴求した後にもっと知りたいと思わせてクリックを誘導させる必要があります。
    ボタンのメッセージやメッセージとあった遷移先のリンクを設定する必要があると思います。