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それぞれの、生きる道。

【トラウマやフラッシュバックがある方は読まないでスルーすることをお勧めします。】

1年間お付き合いしていた男性は表向きは医療従事者、裏ではいわゆる乱交パーティーの主催者だった。匿名のSNSのアカウントでは1万5千人を超えるフォロワーを持っていた。その人の背景にも色々なものがあった。(ここには書かない)彼に出逢った当時、私は鬱になって1年で死ぬためにやりたいことリストを作ってその中のひとつが「自分の子孫を残すこと」だった。だから初めてがその男性。

コロナ禍で人に会いづらくなった時、孤独感しかなかった中、唯一よく直接会いに来てくれたのがその男性だった。その人との初めての行為をしたあと本気で死ぬつもりだったのがズルズルと付き合うことになった。でもそうして裏垢で出逢ったその男性や女の子たちの存在があったから私はこの数年を生きていられた。出会い目的の裏垢で出会った女の子たちは私が死ぬ覚悟だったことを馬鹿にせず受け止めてくれる子たちが多かった。多分、その子たちは自分の命と真っ直ぐに向き合ってるからだと思う。

裏垢で出逢った不特定多数の男性とふつうにご飯に行く時もあればホテルに行く時もあった。出逢った不特定多数の男性(20〜50代まで)が求めてる行為をする、その代わりに食事をご馳走になる。コスメとか欲しいものを買ってもらう。メンタルがしんどくなって自称行為が悪化したとしてもそれはwin-winで、そのコミュニティが生きるために必要な居場所だった。たとえそれが犯罪だったとしても一般的な倫理観?に背くことだったとしても「今日」を生きるために必要なことだった。SNSの裏垢でどんな形だったとしても人と繋がっていられたから今、私は生きている。

私にとっては大切な居場所。それは他の女の子たちや男性にとってもそうなんじゃないかと思ってる。ただ、クリニックや病院の主治医の先生たちや看護師さんたちや今のパートナーや友達にたまたま恵まれただけ、今はその人たちのそばにいる方が楽しいし安心するからそうしているだけ。

正論なんてなんの意味も持たない。
「あなたを守りたい」「子どもたちを守りたい」本当にそう?

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