川崎市の戦後の流通革命
戦後の川崎市では、スーパーマーケットが導入された。今では私たちの身近に常にあるスーパーマーケットも、当時の人々にとっては物珍しいものであった。今では、どの商品が安いのか比べ安いようにどの商品にも値札やポップを使って値段を表しているが、昔はそれが普通ではなかった。10gや100g当たりいくらするかという表示が革命的のように考えられ、それまではどの商品が安いのか高いのか分からなかったのだ。また、商品を入れる箱の中にさらに箱を入れてかさ増しをしてたくさんはいっているように見せるなどということが行われており、実際の中身と箱の大きさが大きく違う商品が多く存在していたようだ。
また、水産物も発展をとげていた。水産物卸売市場が新装され、市場ではたくさんの魚介類が運ばれ、そこで研究者たちによる安全確認が行われていたのだ。今ではスーパーマーケットに売られている魚に対して不安はなにもないが、昔の映像を見ていると、安全確認の仕方が、魚のおなかを切ってその中の物質を取り出して調べるやり方だったため、衛生面が気になってしまった。だが、そのような安全確認を経て、安全に市民の皆さんの食卓に並ぶのだ。
戦後、川崎市は大きな成長を遂げた。ものがたくさん流通するようになり、たくさんのものを市民が自由に選び手に取ることができるようになった。戦後生まれたものがだんだんと変化して進化して今の私たちのあたりまえにつながっているのだと思うと感慨深い。私たちもこれから、未来の私たちのために新しいものを創り出していきたいと思った。
参考文献(写真の引用)
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