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TinkerCADでぱぱっと3Dモデリング

3Dプリンターやレーザーカッターで立体物を制作したいとき、

3Dソフトをどれにしたらいいか、ということで悩むかもしれません。

大学時代、デザインも学べた私の学部では、3DモデリングをAutodesk社のCADを使ってやってみたことがありました。

球体や円柱、チューブを上手く使って、モデリングをしていたことを覚えていて、たまたま、3Dプリンターをお借りする機会があり、

子どもたちと3Dモデリングをしてなにかものづくりをしたいな〜と思っていた所、


たまたま、下のロゴが入っていたTシャツを着ている人を、南船橋のイケアのレストランで見かけてしまいました!!!(何ということでしょう)

「Tinker」とは「いじくりまわす」こと。いわば、試行錯誤をしてものづくりをすることです。

教育向けプログラミング言語、「Scratch」を開発したMITのミッチェル・レズニックがその開発思想として提案したこの概念が入っている「CAD」というこことは、絶対に子どもたち向けに、いろいろと試行錯誤をできるようなもののはずだ!

と思ってググってみた所、そのとおりのものでした。

今回はこのTinkerCADについてご紹介します。

無料でカンタン導入!3Dモデリング

3Dモデリングというと、複雑な数式を使ったり、高価で特殊に重たいソフトを使う必要があるように思えてしまいます。

しかし、TinkerCADは特殊なソフトのインストールを必要とせず、

無料で、かつカンタンに3Dモデリングをすることができます。

まず、TinkerCADのサイトに行って登録すれば(無料)、あっという間にモデリングができます。

ブラウザベースのアプリケーションなため、Microsoft EdgeやGoogle Chrome、Firefoxなどで動作します。

雛形を使って、カンタン3Dモデリング

基本的には、「基本シェイプ」という立方体、円柱、ボックス、球体、屋根、円錐などを組み合わせて、立体モデルを作ることができます。

「ソリッド」と「穴」を組み合わせて使えるので、

組み合わせ次第ではどんなカタチでもつくることができます!!


3Dプリンターやレーザーカッター用にデータ出力

「エクスポート」を押すと、それぞれの形式でデータをカンタンにダウンロードすることができます。

3Dプリンターの場合にはCURAなどの「スライスソフト」を使えばあっという間にプリントすることができます。

コミュニティ機能も充実

共有設定になっている他の人が創り出した「3Dモデル」も見ることができます。

それらをリミックスして新しいモデルをつくることができるので、創造性の幅も広がっていきます。

さらに、学校アカウントをつくることができ、紐づけた生徒のアカウントの管理や、3Dモデルの共有もすることができます。

プログラムで3Dモデリングもできちゃう

Codeblockの機能を使って、プログラムで3Dモデリングをすることもできます。

少しレベルが高いですが、凝ったモデリングを正確に数値計算をしてするためには、便利なツールです。

電子回路のテストも可能

回路のシミュレーターもTinkerCADでは利用することができます。

電子工作をする際に秋月電子通商に行っても、何を買えばいいのかわからない、そんなときに事前に試せるといいですよね。

電子回路の設計「デザイン」は実際に動くかどうか綿密に計算して想像してやらねばなりませんでした。

しかし、TinkerCADによって、この常識を動かすことができるかもしれません。

創り出しながら、電子回路を学ぶことができてしまうのです。


TinkerCADは「モノ」のTinkeringを実現する

TinkerCADを使えば、実際に立体物のデザインから、電子回路のデザインまで、

様々な「モノ」のTinkeringを行うことができます。

カンタンに始められる上に、面白いのでぜひ皆さんもお試しあれ!


ただ続けることを目的に、毎日更新しております。日々の実践、研究をわかりやすくお伝えできるよう努力します。