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第4幕・ARE(アレ)の章〜⑫〜
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試合開始まで待ちきれず、チケットも
持っていないのに甲子園球場に
来てしまいました(^_^;)
開門前の静かな雰囲気が、試合開始後
熱烈な声援と歓声に包まれることを
祈っておりますm(__)m
#マジック1
#アレ目前
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甲子園球場に到着すると、球場周辺の雰囲気をスマホで撮影し、X(旧Twitter)にポストする。
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開幕戦と同じく甲子園素盞嗚神社で
本日の一戦の勝利祈願をしてきました
東京のTV局の人達も取材に来てます
#マジック1
#アレ目前
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球場に隣接する甲子園素盞嗚神社では、地元関西だけでなく、在京のテレビ局までもがカメラを回していた。
レポーターに取材を受ける人々は、みんな明るい表情でカメラに向かって話していて、今日の『アレ』達成を信じて疑っていないようだ。
そんなようすを眺めながら、球場周辺を巡り、あちこちに貼られた今年のチームスローガンの『A・R・E(エー・アール・イー)』の文字を目にする度に、
(本当によく出来たスローガンだな)
と、感心してしまう。
もちろん、それぞれの頭文字を取って、岡田監督が就任以来、常々、口にしていた『アレ』となることが念頭に置かれていることは、誰にでもわかることだろうけれど、
・Aim(エイム)=個人、チームとして明確な目標に向かって
・Respect(リスペクト)=野球というスポーツや諸先輩方に対して敬いの気持ちを持って取り組み
・Empowerment(エンパワーメント)=個々がさらにパワーアップすること
で、最高の結果を残していく、という思いが込められたこのスローガンは、岡田監督の夫人である陽子さんと広告代理店に勤務する妹さんが考案したそうだが、ペナントレースで快進撃を続けた今年のチームは、見事にこの言葉を体現しているように思えた。
そんなことを考えながら、球場の外周を一回りしたあと、開門まで、まだ2時間以上あるにもかかわらず、すでに人だかりが出来つつある公式グッズショップの列に並ぶ。
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タイガース公式グッズショップ
『アルプス』も、
凄まじい集客ぶりでした!
今日は、この2つのコラボ・グッズ
を購入しましたよ(^o^)/
#シナモロール
#ポムポムプリン
#マジック1
#甲子園球場開門目前
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優勝記念グッズの発売は、まだ先になるということだったので、今日は、珍しいコラボグッズを買うことにした。
我がチームだけでなく、最近は、多くのプロ野球チームが、色々なキャラクターとのコラボ商品を販売しているらしい。
次に、夕食の食材探しを兼ねて、僕は、大きなスーパーマーケットが入っている甲子園駅前のショッピングモールに移動する。
ここでも、タイガース関連のショップが臨時出店していた。
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甲子園球場前のショッピングモール
コロワで、サンテレビの出張ショップ
が期間限定で出店してますよ~!
今日のテレビ中継は、
真弓さん&掛布さんの85年V戦士
湯浅明彦アナウンサーの黄金トリオ!!
兵庫県&大阪府の皆さんは
サンテレビでタイガースを応援しよう
#アレ目前
#マジック1
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自分にとって、初めて目にすることになる、その瞬間をどの場所で、どんな風に迎えるか、数日前から、僕は頭を悩ませていた。
・スポーツバーに行って、阪神ファンと喜びを分かち合うか?
・甲子園球場の外周で、スタジアム外から雰囲気を楽しむか?
・道頓堀に繰り出して、初めての優勝の喜びを弾けさせるか?
色々と思い悩んだ結果、このポストに記したように、試合開始前には家に帰って夕飯の用意を済ませ、準備を万全に整えてから、今日の試合を自宅で観戦しようと考えるようになった。
それは、サンテレビのテレビ中継の解説が、1985年の日本一メンバーである真弓明信氏と掛布雅之氏であること、実況担当が、タイガースファンからの信頼される湯浅明彦アナウンサーであることも、理由のひとつではあるけれど……。
一番の大きな理由は、早朝に更新された、スポーツニッポンのこの記事を読んだからだった。
阪神18年ぶり優勝へ、横田慎太郎さんも一緒に舞う 胴上げの瞬間に掲げるユニホーム、選手が実家から拝借
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2023/09/14/kiji/20230914s00001173101000c.html
「“ヨコも一緒に舞うぞ”!阪神が18年ぶり6度目のリーグ優勝を果たした際に予定される岡田彰布監督(65)の胴上げで、今年7月に脳腫瘍で亡くなった横田慎太郎さん(享年28)の現役時代のユニホームを掲げることが13日、決まった。(中略)
7月18日に脳腫瘍のため28歳の若さで亡くなった横田さんの訃報は、ナインを深い悲しみに包んだ。同月25日の巨人戦(甲子園)では追悼試合も実施。観戦に訪れた遺族の前で、勝利を届けることができた。
突然の別れとなったあの日を境に、現役時代にともにプレーした多くの選手たちは“ヨコの分まで”と思いを一つにして戦い、悲願のリーグ優勝はもう目前に迫っている。
だから最後も一緒に――。
「最後の瞬間もヨコのユニホームがあったらなと思って」(後略)」
この提案をしたのは、追悼試合でもリリーフとして、チームの勝利に貢献した同期入団の岩貞祐太だという。同じく同期入団で試合展開によっては、胴上げ投手になる可能性が高い岩崎優、大腸ガンという大病を克服してチームの精神的支柱となっている原口文仁も賛同した、と記事にはあった。
有給休暇を取っているにもかかわらず、早朝に目が覚め、スマホでニュースサイトをチェックしている時、偶然、この記事を目にした僕は、涙があふれそうになった。
やっぱり、その瞬間は、自宅で、じっくりと喜びを噛み締めよう――――――。
記事を読んだ僕の気持ちは、そんな風に固まった。
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いよいよ、開門時間です❗
今日も快勝期待してるで‼️
#マジック1
#アレ目前
#甲子園球場開門
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こんなポストを投稿し、僕は、球場から自転車で十五分ほどの場所にある自宅に戻ることにした。
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