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発声障害改善したよ6【vol.78】

 【前回の続きです】

 僕はあまり使っていない筋肉だと声がねじれる傾向があって、右足の内側に体重を乗せるとやはりねじれてました。出ないと頭で認識されてしまうと、本当に時間がかかります。使っていくうちに1週間も経たずにここの声はねじれなくなりました。

 そしてあごを下に引く発声は、鼻のトレーニングにはなりましたが、やはり調子は上がってきませんでした。正しい発声であれば、使っていくうちにねじれは取れる。もしくは筋肉が動くようになるというのが僕の場合です。けど、この下に引っ張るのだけは例外です。

 理由は僕の体は下に引っ張られ、右肩を前にすることにより、右から左に引っ張られているからです。2つとも、僕の調子の良かった姿勢から逆に引っ張られてます。

 これを解消するためには、発声だけ「ヒナが親鳥からエサをもらう」姿勢に変える必要があります。あごを下に引く発声は正しいです。だけど背中を伸ばすために、斜め上を向いて発声する練習をする必要があります。なので口の中を少し膨らませるイメージで、ちょっと角度を変えるだけです。足の重心は内側に力をそのまま入れておいて下さい。

 こう考えると、前に頭の上に両手を置いて発声すると良いと言ってましたが、これで正しかったのかもしれませんね。この時は、まだ首や腰が整ってなくて、鼻の筋肉が戻ってなくて、足の内側重心では声がまだ出づらかったのかもしれません。けど今なら、これも正しいと思います。腰も背中も伸ばして、肩の位置も上げて行くのが、元の姿勢に戻すには大事なことです。

 今心掛けている姿勢としては、腹筋の時に、左足は体から真っ直ぐ伸ばす。そして右足の内側の重心がかかる所に向かって、腹筋をしていく姿勢です。楽に置いておくとたぶん15度ぐらい右です。特に負荷をかける必要はありません。

 発声障害だと、特に背中で引っかかって声が出ないという話は良く聞きます。ここを使っていくためには、右足の親指の下あたりを意識して行動していく事で、左の腰を伸ばし、左肩を右肩より前に出して動かす事で、背中も本来の動きを取り戻すはずです。

 とりあえず右手での敬礼ポーズも、左に「くの字」にならず、右手は挙げても、左の腰は伸ばすというのが、しっかりした姿勢だと思います。

 元の姿勢を取り戻すという事で、背中は大事です。たぶん声の出てないうちに下側には充分過ぎるほど引っ張られていると思うので、腰も背中も真っ直ぐ伸ばしていって下さい。背中をねじらずに真っ直ぐ向いていれば話せるというのであれば、先ほど伝えた左肩が前、右足の内側が重心の姿勢がメインになれば徐々に治っていくはずです。基本的にこの姿勢がメインであったはずです。

 今まで使ってなかった筋肉を使うと、声は最初は上手く出ないと思います。けれど間違った方向、つまり下側と、右から左ですね。こっちに引っ張る筋肉以外であれば、使っていくうちに良い姿勢になっていくと思います。推測ですが、喉の不調でなければ、喉の筋肉や、背中の状態も整うはずです。良い姿勢に向けては、声出してみて下さい。

 
 ちょっとこのまま書かせてもらいますね。ここまでは誰でもあることだと思います。自分の元の姿勢から崩れて、声が出なくなった。けどボトックス注射を打って、本来の姿勢に戻れた。ねじれた声でも使っていくうちに、筋肉が上手く作動して出るようになった。悪くなった姿勢を理解して、良い姿勢に戻すのは声が出ない人には必ず必要なことです。

 ではまだ治ってないですが、たぶん僕の原因書きます。ちなみに多くの人は違う理由だとは思いますが、その場合は違うやり方をお勧めします。逆にはっきりわかった方が意外と良いかも知れません。

 僕が声が出ないのは、背中の右の筋肉が真っ直ぐ伸ばせていないからです。たぶん正しくはちゃんと伸ばして発声していたはずです。理由は噛み合わせと、前に持っていくねじれが原因です。わかりやすくいうと、丸まって前に引っ張られて声が出なくなる。それが今現在もたぶん治りきってません。

 皆さんは声が出る時はありますか?僕の場合は軽く書いたつもりですが、背中を壁に付けている時。仰向けになっている時は声が出やすいです。理由は背中が前に丸まってないからですね。ピンと伸ばされています。そして重力も下方向ではなく、壁側に逃げてます。つまり下側には引っ張られてません。

 なので原因は背中の右の筋肉が、口を縦に大きく開ける時に邪魔をしている。もしくは声を出す時に引っ張られている。もう一つの可能性は、背骨の筋肉がガチガチでうまく動いていないことです。

 声の強弱や、口の開ける大きさで声の出方が変わるのであれば、壁に背中を付けた時でも声の出方は変わると思います。背中の右とは力を入れる時に、最初に負荷がかかる所と思ってもらって大丈夫です。そしてここの筋肉を伸ばすというのも姿勢的にわかってもらえると思います。

 人によってケースは違うと思いますが、これだと喉の筋肉がメインの原因ではないです。そして、背中で声が引っかかるというのは、僕以外の人でも当てはまるので、ここを軟らかくする必要はあるかもしれません。裏声の時は姿勢が良いので関係があるかもしれませんが、それはわかりません。

 1つ言えるのは普段使ってない筋肉を使うと、そんなにすぐには治らないと思います。最初のうちは、喉の筋肉も思った通り動いてくれないはずです。ただ背中で引っかかる「かさは」と「た」行は、僕と同じ原因で声の出方は変わるかもしれません。

 次は考察です。背中の筋肉であるなら、声を出しながら使っていくか、今までと同じ感じで、姿勢だけ変えていくかはお任せします。1ヶ月ぐらいは長期的に見た方が良いでしょう。ちょっとだけ上を意識して、口の上の奥で声を作るというやり方でも、僕は相当時間がかかってます。結局これは壁を背にした姿勢に近かったみたいです。

 今声の出やすい姿勢も出なくなったらまた忘れてしまうかもしれません。一気に変えようとせずに、1個ずつ原因を掴んでからやっていくのをお勧めします。例えばこの音は出づらかったのに、確かに出やすくなったなどがわかれば、後は自分の姿勢に戻せば勝手に良くなっていくと思います。

 ちなみに僕は歌唱時発声障害ではないと思います。音程が狙ってない所に落ちるという感覚ではないです。前に伝えた通り、右肩が巻いて、筋肉が硬くなって、歌の難発、もしくはエッジボイスになる感じです。サビは基本出ます。

 後は背骨周りの硬さがなくなると、コーヒー飲んでいる時でも、背中の筋肉が連動して動くようになります。どんな動きでも肩甲骨と一緒に動きます。僕みたいになっているわけではないと思いますが、声出す時以外でも、背中や肩を連動して動かしてみて下さい。

 まとめると、右の背中の筋肉が丸まった姿勢を取ってしまうと、割り箸発声による奥歯から、ずれた所での発声になってしまいます。そしてその筋肉を伸ばさないと、前に引っ張られてしまって、自分では背筋を伸ばして発声しているつもりでも、硬さが取れるまでうまく発声できません。

 そしてこれが常態化してしまうと、腕組みしている姿勢、右足の内側に重心がかかっている姿勢から、逆に背中と腰を動かしてしまい、筋肉がロックされてしまいます。(基本声を出す時は、左肩が右肩より前の姿勢の方が多いと思います) 声が戻るにはこの3点を意識して、筋肉を動かしていくことです。これが原因であれば、使っていくうちに、声はねじれなくなるはずです。

 以上になります。僕の体験した事なんで、何も根拠はありません。根拠がないので、病院では教えてくれないでしょう。発声障害は内転型が多く、なぜ喉の筋肉がねじれてしまうかは謎です。

 もし背中の右の筋肉を立てて、良くなることがありましたら、皆さんに知らせておいて下さい。喉に感覚を置いて、声を押し出していたら、ありえる事だとは思ってます。吃音に効果があったかはわかりません。

 それでは健康には気を付けてお過ごしください。喉に問題がなければ、僕も運動が必要なんで頑張ります。では、ありがとうございました。

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