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発声障害改善したよ コラムを書きます29【vol.159】

 前回の続きになります。①②③の姿勢は、①10度後ろの時。 ②10度か20度前側の時。 ③前側で唇で話す時です。

 1個大事なことに気付きました。口の開け方でスライドするとはどういうことかです。それは内から外に力を使っているような物です。それに気づけば、外から内に使うやり方を思い出せば、たぶん真っ直ぐ開きます。

 

 まずまとめから書きますが、喉の筋肉は外からは見えません。ではその負担が目に見える形というと、鼻の上にかかっている力かもしれません。そう考えるとその負担をなくすには、元の声の出し方か、普通の人が話している話し方かもしれません。

 では続けます。まず①であったら、最終的に声の場所が内側になるので、そこまで気にしなくても良い気がします。

 ②と③の場合は、腰の外側から内側の力になります。下あごも外から内の力です。僕の場合で言えば、特に左側です。腰のイメージはできますが、下あごのイメージは掴むまで続けてみて下さい。

 椅子でスマホを見ていても、左側の外側で固定します。そしてそのままゆっくり筋肉だけで口が閉じていく感じです。口を縦に開けた方がわかりやすいかもしれません。②と③なので少し前で上のイメージかもしれません。できる限り詳細は書きたいと思いますが、この時点で内から外に力は行っていないはずです。

 まず声の着地です。それは鼻の上の所になります。10秒間声を出しても、最初も最後もずっと同じ音です。だから最後も内側になります。逆に口に声を出すと、最後の方に沈むような音になったり、たぶん安定しないはずです。

 特に今伝えているのは③だと思って下さい。歌の時でもたぶん縦に開いているイメージの方が、これは安定すると思います。

 では最初の姿勢も言います。これも気を付けやトッポの姿勢と同じで、縦の姿勢です。鼻呼吸の時点では、この姿勢で、内側を意識して、背筋を伸ばして下さい。口は縦に開ければ、真っ直ぐに1点で、最大限に開く所があるはずです。

 この気を付けの姿勢から始まります。下あごの口の所は縦に開けます。唇は軽く閉じれた方が良いですが、開いていても問題ありません。

 ここから声を作ります。腰の外側から作ります。声の出始めはさっき伝えた通り内側になります。声を作るには筋肉が動くので、重力が足の少し後ろ側に行きます。

 声の感じは「Station」の「ショ」でも「voice」の「ヴォ」でも何でも良いです。つまり音の感じで、横や下側の力の加減は変わります。どちらかというと腰の後ろ側で、内側の背骨沿いに力が加わります。

 では下あごの所です。これも喉側の頬骨の所から、鼻の上に向けて力が行きます。腰から(背骨を通り)、鼻への動きの途中なので、下あごの場所的には少し上の前側になります。下あごの外側からなら、内側の上側になりますね。

 これが腰と下あごの力が鼻の上に行って声が出ます。先ほど言った通り最初から最後まで同じ音です。重力的には足に行きますが、動きの中では全部下から上の動きです。ここはまた内側なので、足はまた気を付けに近い前重心になります。

 なぜ鼻の上かというと、鼻には骨がないからですね。だからたぶん音が通って行きます。僕はみんな歌の時のように、使っていると思います。

 これが③番目で、②は口を横に開けたり少し変化させた物だと思います。詳細はわかりませんが、気を付けだとある程度の声の大きさからは、出しづらいというのと関係あるのかもしれません。

 この開け方だと、左右対称にも使えるので、口の開け方で歪ませる必要はありません。③では口を縦に開けて、外側から力を加えるのが最初は良いでしょう。

 ちなみに①では頬を上げて、口を大きく高く使えば歪みようがないと思います。だから少し動きが違うはずです。

 
 では実際の動きで見ていきます。下あごは気付いたら内から外に使ってしまう気がするので、やっぱり一度縦に大きく開けて、外から内に使う癖を付けた方が良いかもしれません。

 例はプールの飛び込みです。最初に気を付けを作り、外側を使ってから、最後内側で終わります。声が出るタイミングも、飛び込む瞬間より、内側に力が乗ってからな気がします。

 次は病院の椅子です。外に体重を乗せてしまうと、姿勢が崩れてしまいます。なぜか気を付けで待って、足で体重を乗せて、それから話す気がします。

 この時のように、外側はどこまで使っても構いません。そして前体重も、10度や20度など、その場によって変えても大丈夫です。椅子が低いので、話す時には前側の上側を意識するような気がします。つまり大事なのは、最初と最後が内側であれば問題ありません。

 これが良い例えなのかはわかりませんが、歪む動きではなさそうなのは、わかってもらえると思います。

 そういえば僕は腰に手を置くことで、外から内に使うという動きを、たまたまできていたのかもしれません。後は下あごを上に前に固定できれば、もっと早く良くなったかもしれません。

 負担になっていた所がわかれば、上手く使えなくて弱っていた筋肉を治してあげるのが、僕のケースな気がします。

 
 では次回はもう一度、この動作ができた後の感覚をお伝えします。声の出し方で外から内に使えることで、姿勢が良くなります。鼻の上を支点にして、口の動きもあごの動きも良くなるからです。

 そうしたらまた頬を外側まで使ってあげる感じになりました。言っていることはわかると思います。そのため今回の声の出すやり方は大事です。

 伝えたかった例えで書きますと、口を半開きのままビブラートをやるとします。姿勢だけで言うと、両方の外から内の方が良いですね。ただ右上に大きく開けてやった方が良い気がする。そんな気にもなります。この辺りについて書きます。

 今回書いた記事は声を出す上で良く書けていると思います。僕は他の人の記事を見ると、「そうそう。そんな感じ。」 もしくは、「全然違うよ。」と良く思います。

 ただ自分の記事でも、合っていたと思っていたけど、違ったかなとか、実は合っていたのではないかと思ったりします。

 なので人生の中で300人くらいに、この声の出し方についてどう思いますかと聞いてくれたらと思います。それで恥をかくかも知れませんが、違うと言っている人からでも、きっと新しい発見はあるはずです。

 僕は声を出すのに大事なことは、ここに行き着きました。公園でかくれんぼで「い~ち に~ さ~ん」と、最初から最後まで同じ声の質と量で話しているやり方です。

 その時にはたぶん鼻を上手く使っています。安定するし、響くからです。僕は家にいる時は、そこまでこれで話してなかったみたいです。

 これで話さなければいけないというわけではないですが、他の人にも聞いて、しっかりと理解を深めてみて下さい。

 本日も読んで頂きまして、ありがとうございました。


 

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