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発声障害改善したよ コラムを書きます15【vol.145】

 また1個だけ書きます。

 前回指の先に力を使っている時は、舌がスポット側で話す時があると伝えました。

 ペンで書きながら話す時。自転車に乗って話す時も、使う時もあります。三段目のファミチキを頼む時も、角度的にはありえるかもしれません。

 話す動作よりも、姿勢を治すのが大事かもしれないので、これも必要なことだと思います。あまり普段ない話し方だからこそ、意識的に練習することが必要だからです。

 今回伝えたかったのは、コンビニで頼む時は、この動きではなさそうだったので、再度伝えに来ました。

 個人的には30分散歩して、良い姿勢をキープするように、舌の腹で押さえ、舌を空中に置くような感じをイメージしたりします。それで安心してコンビニで注文しようとしても、家では99%言えそうな「ナ行」でも、言えないことがあるような気がします。(言いたかったのは物を投げる動作の舌の動きです。)

 発声障害では多くの人が、下唇に力を入れ、はっきりしゃべろうとすると言えないと言います。感覚としては舌を空中に置いている時は言えたりする。だけど、舌の腹に力を入れるような感じだと厳しい時が多い感じです。

 舌が空中にある感じを否定するわけではないです。それはたぶん正しいです。ただ話す時は舌の腹側を使うことが多いとすると、それに近い所で舌を浮かせていたかもしれません。

 そうすると確かに、家で人と話す時と、音読の時では、話し方も舌の使い方もほぼ同じような感じかもしれません。その違いはありますが、幅が狭かったという表現です。

 歌の時は確かに舌は空中で良い気がします。ただ普段話す時は、それではなかったかもしれません。まるでその差が大きいような感じで、声が出ない気がします。

 なので、もし姿勢が治ったら、後は元の自分の話し方に寄せていくことが大事かと思います。

 とりあえず言いたかったのは、家では声が出るからと、舌を浮かせる感じで軽く言っているだけでは、時間がかかるかもしれません。そして普段話す時は、前回のとは少し違ったかもしれないということです。

 そのため、何となく更新したくなりました。

 
 では普段どのように話していたかです。

 僕はコンビニで頼む時は、全て「た」の発音に近い所で作っている気がします。「ナ行」でも「ア行」でも全ての音が出せる以上、それで問題ありません。

 少し商品を見ながら前かがみでも、かかと重心で話す時であっても、声を出す所は、基本は同じ所である気がします。

 本当はしばらくスポット側で声を出そうとしていたんですが、自分の本来の声の出し方ではない気がしたため、変えた方が良い気がしました。僕が使っていたのは、上あご側で舌が付いていて、その上側に舌先を伸ばすような動きです。自分の感覚ではこんな感じです。

 だから舌先は下に行っても、声はその上側に出る感じです。再度伝えていますが、僕の想像では、舌を浮かせる感じで声を出す人の方が少ないです。

 つまり舌のタッピングやポッピングと呼ばれる「た た た ♪」とある意味同じ声の出し方です。散歩中でもたぶんこれをやっている時としていない時で、声の出方も違うと思うので試してみて下さい。

 これと同時にリップロールでも、下唇をあまり使わないイメージのままやると、舌が空中に浮いているだけだと思います。話す時はおそらく舌の腹側を上に上げる力を入れつつ、リップロールをやる感じです。リップロールができていなくても大丈夫です。けれど、このまま音はたぶん出ると思います。

 先ほど言った通り、この2つの差は少ない方が良いです。ガチガチに高い所ではなく、ある程度調節して、普段の家でも高い所で話せた方が良いと思います。

 たぶん肩の高さの所まで関わって来るし、横の歪みがあったとしても、上側であった方がその幅も少ない気はします。

 歌の時でも通常は、鼻かオペラの所か、直接喉を使うか。この3点が多い気がします。僕は練習で上あごの近くで、舌を上に上げる力を出来る限り使いながら歌ったりもします。これをやると、話すような声に近いため、上手い人はまず使わない所です。けれど確実に、全ての音は出せる口や舌の動きだと思います。

 発音自体が口の上側にあるので、コンビニで買う時も、「舌を浮かせて発音の所で声を出す」よりも、「タッピングに近い感じで声を出す」 この方がたぶん多いと思います。

 実際に調べたわけではないです。その分10人ぐらいに聞いてもらえた方が確実です。たぶん少し前重心でも、かかと重心でも近い感じになると思います。

 
 僕の場合はかかと重心側の声が一番最後だった気がします。舌の腹を上に上げようが、舌を空中に浮かせようが、何だか同じような印象を最終的には受けます。姿勢が同じだからそうなります。

 ここの力強い声が難しいので、先に舌を上側で使う動きを沢山やった方が良かった気がします。声が出るかではなく、その方が元の姿勢に戻るのに早そうだからです。

 順番としては、指先を使って声を出せる姿勢を戻す。舌の腹を上げて、軽い声でも良いので、上側で声を作る。話していた姿勢だと、ここに行き着くと思います。

 1個訂正したいのですが、タッピングのように声を出すと言いましたが、舌に下から上に力が入っているまましゃべる。この表現の方が良いかもしれません。実際に家だったらこれで全ての声が出ると思います。ということは人としゃべる時でもこれで発声することは可能です。

 この方が実際に話していた時の感覚に近いかもしれません。それを思い出せば、後は使っていくだけです。真っ直ぐの姿勢で、30分を毎日話すなどしていれば、たぶん自分の状態がどうなっているかわかりやすいと思います。1人の時に話すよりその方が色々わかりやすいです。

 今思うことは、上あご側で話せた方が、下あご側に無駄な力が入らない気がします。舌を上げて、上あご側でリップロールしている感覚なら、確かに力は入りません。

 そのためには上あご側で話していた姿勢に、戻す必要があるかもしれません。簡単なことではない気がしますが、話していた時にはたぶんできていた姿勢だと思います。声が戻る時は、自分が元々使っていた姿勢かもしれません。

 本日も読んで頂きまして、ありがとうございました。

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