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発声障害改善したよ 考察27【vol.117】

 本日もよろしくお願いします。

 まず声の出る人からすると、声を出すには、スポットやその前の前歯の裏に呼気を当てれば良い。なのになんでできないのだろうと思われると思います。これは筋肉が柔らかく使えているからできるのであって、もし硬かったら声が出ない人もいます。

 僕の場合はこれで使っていたら出るようになるのかなと思い、結構やってきました。けれど結局硬い筋肉に当たると、それを超えることができない。使いたいけど、あまり使うことができなくて、硬い筋肉も一緒に使われる声の出方になって、症状が悪くなるような感じになることが多いです。

 自分の硬い筋肉を理解すると、このようなことをやって行かないといけないし、これは後ろに進んでいるのではなく、前に進んでいます。ただ呼気を弱めに当てるという所が間違っています。なぜなら硬い筋肉が結局あまり使われていないからです。

 では簡単そうに見えて深い話でした。僕なら今はこのやり方では、やらないです。

 声を出すということは、筋肉に負荷をかけることです。筋肉が縮む動きです。そうならば、普段は腰を伸ばし、声の出す時に腰の上の筋肉を縮ませる。腰が伸びている状態から、上から前に覆わせるように筋肉を使って話す。それが上唇などの口の動き、筋肉の使い方と連動します。

 そもそも口の場所は、喉や背中よりも前にあります。ならばこれが自然な動きだとしてもおかしくはないです。声を出して筋肉を動かすのではなくて、正しい筋肉の動かし方をして、それに合わせて声を出します。それを繰り返すことで、硬かった筋肉が柔らかくなります。

 
 だから声を出すのに負荷は、かけたいだけかければ良いです。問題は腰を伸ばしたり、縮ませたりで硬くないかどうかです。話せていた人なら10日間ぐらいで動きは思い出すと思います。しかし硬い筋肉は少し時間がかかるでしょう。 

 僕の思い出した話です。僕は接客業で

 「いらっしゃいませ。」

 など、大きな声を出す練習を聞いていたことがあります。声の出ない人に負荷をかけろとは言えないので、記事にするのを忘れてました。

 この時に思ったことは、「口周りや腰の余計な力を抜かないと大きな声は出ない」ということです。今考えると具体的には腰の上側の筋肉だと思います。大きな声があまり得意でない僕が言うのは何か違いそうなので、ほとんど言うことはなかったと思います。

 矛盾した話ですが、大きな声が得意でない人は、口から出そうとして、余計な力が入っています。そのやり方では出ないのにと正直思ってました。なぜなら、大きな声を出すには、力を抜いて、お腹から声を出すことです。

 ここで2つ言えることは、自分が声を出しているというのを実感したいのであれば、力を抜いて声を出すことです。口周りや腰周りの余分な力を取って、声を出します。これが大きな声を出すやり方であったりします。

 もう一つは、普段しゃべっている5m以内の距離であるなら、口や腰に筋肉の負荷をかけて話しているということです。つまり人によっては、95%ぐらいはこの声の出し方だけで足りるということです。この声の出し方しか使ってないから、大きな声が出ない。そういう人も中にはいます。

 何だか思い出話だと長くなってしまいますね。僕の実感だと、口周りや腰の筋肉を使って話す人が多いはずです。そして負荷をかけると話しづらいため、僕はこの話し方でやってきませんでした。

 発声障害の意識の中では、10個中3個が筋肉が硬い状態。7個が筋肉が柔らかい話し方です。7個の筋肉に引っかからない、過緊張ではない所を選べたから声が出たと判断します。

 僕が言いたいのは、声を出すのに筋肉は使うので、筋肉の柔らかい状態(柔らかい筋肉を自分で選ぶ)などないということです。自分の意識ではこうなりますが、姿勢や口の開け方など、正しく使えているかも見てあげて下さい。

 まとめると、発声障害ではボトックスを打っても、声が出ない現象があります。そういった過緊張は腰の筋肉を軟らかくするだけで、ちょっと変わるかもしれません。いやむしろ少し変わっただけで、声の出方は変わる気がします。

 では後2点書かせて下さい。

 ここまで姿勢を戻したら、ちょっとのことでは崩れないし、崩れてもまた元に戻せば良いと思います。なので、僕はスポットに声を当てるより、上と下の両方の前歯の裏に呼気を当てるという話し方にしました。その方が歪まないし、腰の筋肉を意識して使えます。

 連動できるようになると、腰の動きと、口の動きを同じようにできます。腰から真っ直ぐ声が出せるような感じです。伝えてなかったかもしれませんが、上の腰に筋肉の負荷をかけても、上下の唇ではほぼ均等の力になるので、首の関節はほとんど動きません。動かしても良いとは思います。しゃべり終わった後に、力が抜けて動いたかなぐらいな動きしかしません。

 結局話すのに、腰の筋肉との連動性が全然足りてなかったと思います。話していない時は、腰を伸ばすことが多くなったので、姿勢的にもたぶん良くなります。

 僕が声を出すのに、不思議な動きを伝えているなと思ったこともあるかもしれませんが、動かせてない筋肉を動かすためには不思議な動きになります。別に腰が軽くなれば、どんな動きでも良いし、どんな声の出し方でも大丈夫です。無意識に使えるようになれば、意識せずとも勝手に筋肉は使えるようになります。

 スポットに呼気を当てるだけなら胸式呼吸で、上下の前歯に呼気を当てるなら腹式呼吸かもしれません。腹筋とほぼ同じ筋肉の動きで声を出すなら、そんな気がしますし、合ってるかはわかりません。不思議な動きなのかもしれませんが、きっとある程度筋肉は柔らかくなってくれると思います。

 ではラスト一個を伝えます。使っていくうちに僕の体が原因らしき物を教えてくれました。原因は人によって違うので、その根本の姿勢に焦点を当てる方が大事です。

 僕の場合は左の腰を下げて、「逆くの字」みたいに使っていたみたいです。そうなると口の開け方は良くないし、普段より下がっている所で使っているし、右肩も硬い動きになります。この1点を治さないと、個別には中々治らなかったみたいです。

 そうなると、左の腰を伸ばす。左の肩も少し上げることを多くする。右肩は姿勢によって、上下に位置を変える。こういうことになります。後は右上に少し伸びる姿勢になります。体の軸は斜めにしても、口の開け方はそれに対して真っ直ぐです。

 僕の原因なので、当てにはならないかもしれませんが、意外と崩れる方向は200%違うというわけではないかもしれません。

 これでできるようになると、口を開けたまま話すみたいな練習をやるようになりました。姿勢も口の開け方も正しくて、腰にも負担をかけてない状態です。

 本当に同じような原因かはわからないんですよね。今はまだそこまでの変化はないですが、やっていくうちに良くなりそうな実感はあります。やっぱり喉辺りに意識を持っていく話し方はあまり良くなかったし、結局そのまま治りきっていなかったということになります。

 別に口を開けつつ、負荷をかけなくても良いです。力を抜いて、お腹から声を出しても良いでしょう。腰の所の筋肉さえ柔らかくなれば、何だか普段の時もどっちでも良い気がします。

 硬い筋肉さえ動かせるようになれば、どんな声の出し方でも良いでしょう。逆に練習ならば良いですが、普段も同じ声の出し方を続けるという方があまり良くないでしょう。原因さえわかれば、ちょっとずつやっていけば問題はありません。

 では今日のまとめです。口は喉や背中よりも、前に上にあるから、話す時には腰の上を使うこと。そして話さない時には伸ばすことが重要です。この筋肉が使えていれば、口を開けたまま声を出すという筋肉で、引っかからなくなるかもしれません。

 詳細はわかりません。ただ使っていくうちに良くなるケースもありえます。

(逆上がりのイメージのように、最初から腰と口の筋肉は前に準備しても良いかもしれません。肩甲骨周りもピンと伸ばさずに、少し丸い感じの方がたぶん逆上がりでも回転しやすかったりするでしょう。最初はピンと固定してても、できるようになると楽な姿勢でやります。何か似ているかもしれません。

 姿勢が良くなれば、口も下あごも前に出して話す。この筋肉が使えてない状態だった可能性も僕はあります。運動している時や、家にいる時は、準備してから話すのが意外とできていませんでした。この動きだけが正しいわけではないですが、たまにこれもやってみて下さい。

 声出すのに練習通りに頭からピンと伸ばす姿勢も、ちょっと崩していこうと思います。場面毎に両方使えた方が良いですね。)

 新しい動作だと、筋肉は硬いかもしれませんが、きっと僕の伝えたかったこともやっていくうちにわかってもらえる気がします。今まで使えてない筋肉があったとしたら、それを動かせばきっと声の感じは変わると信じています。

 読んで頂きまして、ありがとうございました。

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