見出し画像

発声障害改善したよ 考察38【vol.128】

 本日もよろしくお願いします。

 僕の声を後ろに引くということなんですが、あまり気にしないで下さい。声を出す時に、スポットで少し前に押す。相対的に下の唇。そして下の口は後ろに下がる。舌の腹が上がるため、頬の筋肉と、肩甲骨が上がる。舌の腹からスポットに向けて声が出る。

 特に後ろに下げているわけではなく、表現が難しいだけです。これを僕は声を後ろに下げていると思ったので、そのように伝えてしまいました。

 とりあえず声が出るかは別にして、僕は大体声の出し方を思い出しました。声が出なかったら、喉を気にする。発声の場所を気にする。このように何かしら変わってしまうのが、普通だと思います。

 僕が思うに話せる人は、声の出る側の意識で話してます。舌の形と口の形ができていれば声が出るわけなので、スポット側に意識があります。上唇の上や鼻の上で話している時もありました。結局は頬と舌の腹と肩甲骨が使えていれば良い訳で、実はスポットを使って話しているのも意識していなかったりします。

 「あ」の音もスポットの3cmぐらい後ろにボールを作って、スポットに音を当てる感じです。僕の「さ」の音が「しゃ」に聞こえるのも、前に伝えました。僕は上の歯の裏で「サ行」は作ると思っていたぐらいです。なので音を作る所ではなく、音を当てる所が「S」の発音だったから、たぶん英語の「SA」みたいな音になってました。

 たぶん通常は「さ」の音で発音を作り、スポットの所で音を終わらせます。だから息が漏れずに聞こえるわけですね。「お」と「あ」の音でも「お」は口の奥で作る。「あ」はスポットの近く、上で前で作るから、「お」の音よりも「あ」の方が上側で作られる。話せる人でも僕みたいに勘違いしている人はたぶん沢山います。

  【音の感じとしては、全ての音に「L」の音を入れる感じです。

 お (L) は (L) よ (L) う (L)

 「ありがとう」も一緒ですね。今回ので筋肉が柔らかくなったら、練習してみて下さい。】

 
 僕が伝えたかったのは、話していた時は1語毎に舌がスポットに触れていたことです。(例外はあるかもしれません。) では毎回ここに触れるなら、話す時の感覚もここにありました。もしくはそれより前か上ですね。さっき言った通り、そうすれば筋肉が勝手に動いて話せていたはずです。

 僕は声出なかった時に、スポットに舌を置いて出なかったことも前に伝えました。舌を空中に置いて、力を抜いて話す。この辺も多くの人がやったことがあると思います。僕は(吸盤化から)舌の腹が浮いてしまうという悪い癖も、いつの間にか付いてしまいました。

 僕の考えですが、話していた時は上唇が上がる動作をしていましたね。これはたぶんスポットも前で上に動かすのが正解だと思います。何かしらを動かさないと、その上唇の動きにならないはずです。

 ちょっと説明不足かもしれないので、補足は自分で確かめて下さい。前回も言った通り、僕は話せる人はほぼ同じ動きをしていたと思っています。

 だからまず話す時も、①舌がスポットから話す。 ②スポットの舌に力を入れて、話すぞという意識を持って話す。 ③バタフライマシンの時のように、上の歯に当たるぐらい舌を動かして話す。

 後でまた言うつもりですが、②と③はちょっと位置を変えてますね。いやどう思われても、理論上は変えていると思います。だから頬の筋肉を上げ、そこからスポットの位置を前に1cm。上に1cm。気持ちとしてはこれぐらい動かして、話す練習をした方が良いと思います。

 (例文) 喉が渇いたので これから お水を 飲みます。

 話すという動作はどう考えても1言目が大変ですね。僕が思うには、最初や文の区切りで、スポットの位置を高く調整してから話していても、おかしくないと思います。「お」の音や「カ行」で口の後ろからしゃべる。お腹から声を出したり、足に体重をかけてしゃべる。

 それをいつもの場所に調整するために、②の動きになる。そして上唇が上がる動きになる。そう言われてみれば、スポットの所を上に上げていた様な気になりませんか。ついでに頬の筋肉も使っていたはずです。

 こう考えると、舌の腹で声を作ることよりも、声の出る側であるスポット側に話している時の意識が多かった気がします。両方を意識するんですが、メインはこっちかもしれません。たぶんその感覚は思い出してくれると思います。

 では気持ちを切り替えて続けます。さっきの①②③の話に戻ります。僕は③の動作の前に、重いのを動かすので、頬と肩甲骨を上げる。そして舌が動いているので吸盤化からは、少し動くかもしれません。この時にちゃんと舌の腹まで力が入って付いていれば、首、背中、腰に負担がかかっていないと思います。

 動かす瞬間の前の動作です。この時点でできていれば、背中と腰が硬くないと思うのですがどうでしょうか。話す動作とは違うのですが、これができていれば話している時も、少なくとも背中と腰は硬くない気がします。

 他の所の確認をします。①の動作はたぶん家などで、力を抜いたままスポットから話す動作になりますね。問題は②の時です。話したい時。話す練習の時。この時に頬、舌の腹、肩甲骨。この3つを上げていますかということです。

 力を抜いて話している時は、②でも肩甲骨を上げない時もあるみたいです。だけど上15度を見ながら話す時でも、この筋肉を使って話す時は、きっと沢山あります。日頃から話す直前に舌の腹まで上げていれば、これも肩甲骨が硬くないはずです。

 ちょっと僕の場合を伝えますが、口の開け方の歪みもあったみたいです。歪みがあったら、上側に治すことですね。スポットの位置を上に前に準備してから話してあげる。下がったら上に上げて、ここをキープして話すことです。

 そうすると頬の筋肉も使われます。慣れてきたら、このスポット以上に舌の腹のポジションは上げていたことに気付きました。そうすると確かに顔の前面で言葉を話す感覚になります。ここまでできて歪みは徐々に減っていくと思います。(スポットを高く、舌の腹はもっと高くです。)

 個人的な見解ですが、ここまでいけば話す上での、歪みや硬い所は良くなるかもしれません。そうですね。不思議な姿勢ではなく、ただ普通に話していた姿勢なはずです。

 上唇が上がる。舌の腹が最後まで上に付いている。肩甲骨も上がる。普通ならこの動きになり、背中も硬くなる状態にはならないと思います。話す練習で整えるよりも、個人的にはジムに見学に行った方が早いと思います。普段から斜め上に何か持ち上げる機会があれば大丈夫です。僕はバランスボールでも、体が硬いという事実を知りました。

 話せないことで姿勢は崩れたりすると思います。けれど上手いサッカー選手は肩甲骨が上がっているというように、姿勢だけなら変えられるはずです。そして、話し方はきっかけがあれば思い出すはずです。後は喉の回復を待って、ゆっくり治していって下さい。
 
 本日も読んで頂きまして、ありがとうございました。 

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?