見出し画像

発声障害改善したよ コラムを書きます20【vol.150】

 では前回の続きです。150回目です。

 まず②の話し方の続きなんですが、話す姿勢がわからなかったら、基本的には割り箸発声の姿勢が正しいです。

 右15度に話す時には、左あごと左肩がほんの少しだけですが、前に上になるような感じになります。だけど左右均等に力がかかっている感じな気がします。(ちょっとだけ右側が強いですね。)

 左側へのフォロースルーの姿勢と比較すると、線対称に動かせばたぶんこうなります。思っている以上には姿勢は崩れないので、不安でしたら確かめてみて下さい。

 話す時にはゴールキーパーの動きのように、ちょっとだけ肩が下がってから話す気がします。右下のボールに反応する時でも、右上のボールに反応する時もです。細かく言うと、肩甲骨を浮かせるイメージで、癖で右肩の方が左よりちょっとだけ下に下がる気がします。気にしない方が良いと思いますが、個人的にはこう思います。

 話すという動作はこうなります。ちなみに割り箸発声は、たまに動きを確かめるだけで、あまり頻繁にはやらない方が良いかもしれません。

 では普段話す時は何が加わるかと言うと、舌の動きですね。日本語では特に、鼻を意識して、上あご沿いで言葉を作ることが重要になります。GKで急にボールが来た時に反応する時は、肩を下げる余裕がない時もあります。

 発声障害で肩甲骨の付け根が硬くて、声が出ないという症状があります。この現象があるということは、話していた時は舌の腹までしっかりと上で使っていたということになります。②という話し方でありながらも、舌は上側でしっかり使っているのが、たぶんみんながやっている正しい話し方です。

 これが何で起こるのかはわかりません。あごの角度なのか、反り腰側の姿勢なのか、右15度の姿勢が崩れているのかはわかりません。ちゃんと舌が吸盤化していたら、何を言っているんだろうと思われていると思います。

 けれど舌のベクトルが上を向くと、下あごも上に力が行きます。つまりちょっと肩が下がっただけでは、上と下で力が相殺されるので、そんなに体に負担はありません。そうなると肩甲骨の付け根が硬かった時に、特に舌の腹側が、横なり前後なりに正しい所に置けてない可能性があります。

 話せなかったら、崩れる所と言ったらそれまでなのですが、僕が言えるのはもう一度正しい所を探してみようということです。

 ちなみに僕も舌は試したので、その動きをしながら話すというのが、元の姿勢にするには大事な所です。

  
 では前置きが長くなりました。この話は最近伝えたと思うのですが、もう一度具体的に言います。ちなみに僕は責任は負えません。

 歌の時には、スポットと舌の腹の高さが平行ぐらいなイメージかと思います。これは話す時にはたぶん違います。正確には状況によって違います。周りに気付かれないように、何100人もチェックして、あの人はどのようにして、話す時に舌を動かしているか確かめて下さい。

 話す時には鼻に感覚を置いていた時があったと思います。歩いている時など日頃もそうです。そうなると、鼻で息を吸います。舌の腹の部分は上側に動きます。とりあえずスポットの所は無意識にして、この動きを確かめてみましょう。

 つまり話している人はスポットと鼻があって、そこの中間ぐらいの高さに舌(舌の腹側)を置いて、話している気がします。個人差はあるので、元々そのようにして使っていたら、治した方が良いかもしれません。周りを見ていたら、意外とわかってもらえるはずです。

 舌を吸盤化したまま、「R」の発音をしようにも、どこに空間を置こうかといった感じです。使っていた空間は、鼻で息をして、舌の腹が上に前に動かせる空間があって、そこで周りの人も話している感じかもしれません。

 状況によっても違います。そして僕のも合っているかはわかりません。ただ鼻の所で話す感覚があったのであれば、舌の腹は上に力を加える形を使ってみましょう。その方が下あごも上に行くので、歪みも弱くなります。

 僕は耳かきをしている時は、口を閉じて舌は上に行く力を使っていたみたいです。意外と日常で似たような動きはできていない気がします。プールに行っても、鼻で呼吸しようとしたら、ひどいことになります。

 たぶん舌が上過ぎて、不調を感じることは少ないはずです。鼻で呼吸する時に舌を上に上げるのも、7~10日ぐらいで、元々が近い動きをやっていたらできるのではないかと思います。(スポットは気にしなくて、舌の腹が動く感じです。) 

 ただ周りの筋肉が連動するかは、1ヶ月毎に変わる気はします。ただ良さそうかどうかは、きっと体がすぐ反応してくれます。

 
 動作の部分ですね。英語であっても、鼻で呼吸する所は一緒なはずです。そしてできる限り舌は日本語と同じように、上側を使うように心がけましょう。慣れて来たら、好きなように変えて下さい。

 ちゃんと姿勢ができている人なら、ただ吸盤化できている所から舌を下げる(空中に浮かす)だけかもしれません。できていなかったら、僕のようにその場所に向けて、舌の腹を鼻がある方角に浮かせる感じかもしれないですね。その場所に向けて、舌の腹を下から上に上げ、吸盤化できるように頑張りましょう。

 こうなると、舌の動きに合わせて声を出すと言うことは、舌の腹があった所に向けて声を出すことになります。舌が空中にあるとして、下から上に力を加えます。声もそれと同じ動作で、下から上に舌の腹があった、上あごにぶつけます。

 僕はこのように思います。動作は前回の②であっても、舌の動きと呼気の動きはこの動きで声を出せることが重要です。覚えたら好きに変えて下さい。

 イメージは「R」の音で、舌が巻いてる後ろ側で上あごに声をぶつける感じですね。「her」でもお菓子の「HARVEST」でも良いです。「ha~~~」ができるようになったら、「あ~~~」でも舌が上に行く力を入れながら、一緒に舌の腹があった所に音を当ててみて下さい。

 鼻で息を吸う。舌の腹が上に行く力があります。これと同じ動作です。鼻で息を吸います。「あ~」という音が同じ動作で、舌の腹を置く上あごに当たります。

 つまり途中の鼻で吸う息継ぎと、話す動作は一緒です。(鼻を意識して鼻呼吸すると、呼気の流れもそっちに行きます。)そうなると、話す時に鼻に感覚を置いていた意味に繋がります。

 できるようになると舌の腹をつけたまま話せるようになります。その音は「ん~」にしかなりませんね。「ん~ありがとう。」という響きが今までとは違う響きで出せるのではないかと思います。

 今回伝えたかったことは以上になります。途中から話し方になってしまいました。日本語は舌の位置を上で使うと言われていますね。そうなると、鼻で息をするように、舌も呼気も上に持ち上げてしまえば良い気がしました。

 そしてそうなると、話す時に舌の腹の位置をどこに置いてあるかが重要ですね。これもしっかりとイメージしてみて下さい。

 これが上あご側から声を出しながら、お腹をしっかりと使うという動作になります。両方を組み合わせられたら、きっと良い声が出るはずです。

 僕も姿勢が崩れていたという表現なのかはわかりません。けれど色んな筋肉が使えるようになると、声を出す筋肉も良くなっていくような気はします。

 上あごに軽い声を当てられるようになったら、後は前後で自分の姿勢にまで戻して声を出せるようになれば、左右の歪みはなくなるはずなんですけどね。僕と同じかはわかりませんが、ちょっとでも良くなるように願っております。

 では、ありがとうございました。姿勢を変えたいのであれば、呼吸と同時に舌を上に動かすというのも、やってみて下さい。後は右15度で話す時は、下あごも5度右にして、上あごで話す感覚が喉の負担が少ない気がします。

 本日も読んで頂きまして、ありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?