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AI生成画像で自作のゲームがお蔵入りした話

2年ほど前から作ったり作らなかったりしていたゲームが今年、完成した。最初はフリーゲームとして出していたが、こちらに利益が一切ないのに実況者が広告でお金を稼ぐという事実と実況動画のコメントでバカにされたのに腹が立ってエンディングムービーを作り直した。その時にAI生成画像を使ったのだが、そのせいでゲームを販売できなくなってしまった。

DLsiteで販売するべくアカウントを作り各種登録を済ませ、サムネイルやイメージ画像を作ってアップロードした。しかし最後の審査のところでAI生成画像を使ったことで審査にはねられてしまった。イラスト風の画像であれば問題なかったようだが、写実的な人物画像だったためDLsiteの規約に触れ配信不可能となった。(ただのおじさんの画像だ)

AIポルノが大量に投稿されることを防ぐための処置なのだろうが、私のゲームは健全であるにも関わらず規約に触れてしまった。なお、最近になってSteamでもAI生成コンテンツは禁止されたのでメジャーなゲーム販売プラットフォームでは私の作品を配信することは不可能になってしまった。

ムービーを作ったのはAI生成コンテンツが各プラットフォームで規制される少し前の時期だったと思う。時期が悪かったとしか言いようがない。

もちろんAI素材を差し替えれば審査に通すことは可能だ。しかし、イメージ通りの画像を探すことは難しいし、このゲームはお世辞にも良くできてないのでそろそろ損切りをして次のゲームを作ったほうがいいのではないかと思っている。

これからゲームを作る人はAI素材がゲームに紛れ込まないように気をつける必要がある。そのへんで素材データをダウンロードしたらAI製だったということも有り得る話だからだ。

AI生成は便利なものだ、現在の法律では違法でもない。しかし各プラットフォームの規制により実質的に使えないのが現状だ。なかなかにもどかしいが、現在は過渡期だ。AIにまつわる各問題が解消されるのを待つしか無いのだろう。

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