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高校野球と自分の経験

2年ぶりの甲子園
無観客での開催、出場校の辞退、雨での順延
色々ありましたが無事に閉幕を迎えましたね
高校球児の皆さん本当にお疲れさまでした。
今年の3年生の皆さんは昨年のメンバーの想いを
引き継ぎその無念だった想いをぶつけるかの様な
必死なプレーとても胸打たれました。
去年の3年生のみなさんも今年の3年生の
一挙手一投足必死になって追いかけられたことでしょう。
その中で湧き上がってくる喜び、怒り、悔しさ
色々な感情があったかと思います
是非その感情を大事にしてください
忘れたいと思うかもしれませんが忘れないで
ください
必ず次のステージでの財産になります。


状況は違いますが自分も同じ想いをしました。
自分も本来なら甲子園のグラウンドでプレー出来るはずでした。


自分は実はある新設される野球部の一期生で
最後の夏に甲子園に出たのですが
自分は最後の夏、野球部には居ませんでした。

2年の冬に野球部を退部
家庭内の環境の悪化、腰椎のヘルニア
ピッチャー、キャッチャーの併用
正直精神的に限界でした。
辞める以外の選択肢を必死になって探しましたが
結局戻る気になれずそのまま野球部をさりました。


その時に監督さんに言われたのが
「後悔するかもしれないけど大丈夫か?」

結局その通りになりました。

春季大会初の地区予選突破
夏の大会地区予選突破
その勢いのまま甲子園初出場

自分が居なくなった途端に勝ちだし
一気に勝ち進みました。


  「オレいらなかったのかな…?」


この一言に尽きると思います

   ピッチャーやって必死に投げてきた意味は?

自分の気持ち押し殺してキャッチャーコンバートに
なったのは?

     ピッチャー、キャッチャー併用になって
      腰壊すまでやってきたのは?

全部意味が無かった…
使えるうちは祭り上げて、使えなくなったら
すぐ捨てる、そう思えて仕方がなかったです。

正直今も引きずってます
タラレバを何度も考えたりします

ですがこの経験があったからこそ
人の痛みを知れました
期待と無関心の差を知りました
仲間の大切さを知りました

後悔や悔しさは一生消せません
だから後悔しない選択をしよう
そのきっかけをこの出来事はくれました。

状況は全くに違うけど
去年の3年生の皆さんと重なるところがあると
勝手に思っています

だからこそ皆さんには次に向かって行って
ほしいです。

自分は一度立ち止まりましたが
皆さんは前に進み続けてほしいです

いつの日かグラウンドで会いましょう

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