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夢中になれることこそ最強の才能だ

成功した人のことをあれこれ後から深読みし、その要因をみんな探りたがる。

でも、僕はそれは半分あってるけど、半分違うと思ってる。成功者たちが皆、成功する確信を持っていた訳じゃないんしゃないかと。


Amazonの株価と時価総額の歴史。今では考えられないが、Amazon.com97年の5月に米NASDAQに上場後、初めて黒字になったのが2001年の第4四半期。上場してから4年半の間利益を出していない。この間のバッシングは大変なものでAmazonは永遠に利益が出せないんじゃないかとまで言われていた。

ベソスのAmazonはIPO後、何年も赤字続きだったし、ザッカーバーグもFacebookが全てのブランドを合わせて100億人以上の、めちゃくちゃな数の会員を持つことなんて予想してなかったはずだ。

現メタはFB20.5億、whatsapp20億、インスタ10億に加え、スナチャ3億、これにOculusMapillaryWorkplacePortalDiemというブランドが加わる。

ジョブズは自分を信じきり、追放されたAppleに帰還すると、iMac、iPod、 iPhone、iPadと奇跡の連続ヒットさせてあっという間に死んだけど、内心は毎回ヒヤヒヤしながら新作の発表していたと思う。 

米サンフランシスコで開催されたMacworldで、スティーブ・ジョブズが初代iPhoneを発表したのが200719日、今から13年前。若い人には想像できないだろうが、初代iPhoneの期待度は薄かった。
なぜなら初代には今では考えられない14の欠点があった。

1. コピー&ペーストができない😱
2. 3Gの電波が使えない🥵
3. Google Mapsが使えてもGPSが使えない🤧
4. App Storeがなかった🥶
5. デスクトップ並みのWebブラウジングとメール☹️
6. 賛否分かれたタッチスクリーンキーボード🧐
7. Apple独自のYouTubeアプリ😝
8. 動画撮影ができず、インカメラもなかった🤢
9. 写真つきMMSが送れなかった😵
10. 複雑なイヤホン端子🙄
11. モノラル限定のBluetooth🤕
12. AppleBluetoothヘッドセット💩
13. 有線でのパソコン接続が必須😱

要は自分が好きなことに夢中になって物作りをして、後から何とかビジネスとして折り合いをつけていったんじゃないだろうか。

こういった偉人のサクセス本は山ほど出てビジネスパーソンは読み耽るけれど、絶対に再現性はない。

もちろん似たようなモデルを作ってドメスティックに日本で成功した例は沢山ある。

でも、オリジンには絶対敵わない。本人が人生丸ごと投げ打って夢中になって開発し、それを売る実務家がいて、世の中に広まったのだと解釈している。だから、今のAppleはジョブズの頃より遥かに儲かるようになり、世界一の時価総額346兆円という前代未聞の数字を達成した。

これはティム・クックというスーパー優秀な実務家が後を継いだからだ。

ティモシー・ドナルド・クック(Timothy Donald Cook1960111 - )は、アメリカ合衆国の実業家、作家、教育者。Appleの最高経営責任者(CEO)。2005年よりナイキの社外取締役も務める[1]。短縮形名は、ティム・クック(Tim Cook)。

アラバマ州ロバーツデール出身。3兄弟の次男で、父は造船所の労働者、母は薬局に勤務していた。1982年にオーバーン大学で生産工学分野の理学士を取得後、1988年にデューク大学でMBAを取得。

Intelligent ElectronicsCEOを振り出しに、IBMパーソナルコンピュータ事業北米ディレクターとして12年を過ごし、コンパックのバイスプレジデントを半年務めた後、1997年に辞任したマルコ・ランディCOOの後任として1998年にApple Computerに入社。

未来なんて誰も予想出来ないし(世界中の政治家、経済人、研究者の誰がコロナ禍の世界を予想できただろう?)自分のプロダクトやサービスが受け入れられるかはいわゆる博打なのだ。

用意周到にマーケティングをしてリリースしたところで時すでに遅しで、他の人にやられているだろう。

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